見出し画像

「仲間がいない」ことのつらさ。フリーランスで働いてみてわかったこと

フリーランスや自営業という働き方をしていると、ある時こんなことに気が付きます。

「あれ、自分一人で仕事をし続けるのってしんどいな」

そう、会社であれば同僚がいて、上司がいて、一緒の目標に向かって走っている多くの人の存在を身近に感じます。
しかし、フリーランスで働いていると、そうした「仲間」はほとんどいません。
もちろん「一人でいる気楽さ」というのはあるかもしれませんが、それと引き換えに「一人でやり続けなければならない辛さ」も実感します。
これはフリーランスになってしばらくすると感じることです。
もしかすると「一人でいる気楽さ」は、彼氏や彼女と別れた後の「少しの解放感」に似ているかもしれません。
そして、あるときやってくる「寂しさ」が「一人でやり続けなければならない辛さ」とも言えます。

なので、フリーランスになったばかりの方やこれから独立を目指している人で「自分は一人でもやっていける」と思っている場合は特に注意してください。
一人の辛さに気づいた時にはすでに遅く、どんどん気持ちが沈んでしまい、結局廃業してしまったという人も少なくありません。
もし、そんな辛さを感じた時にはどうすればいいのでしょうか。

リモートワークで増えた「オンラインコミュニティ」を利用する

リモートワークが盛んになる以前から「ノマドワーカー」といった言葉があったように、フリーランスで働く人たちは何らかのコミュニティやグループに所属していることがあります。
こうしたグループに入っていることで

  • 仕事を頑張っている人と励まし合いながら成長できる

  • 自分の困ったことを相談できる

  • 新しい世界や価値を体験するきっかけになる

  • 新規案件の獲得や単価をアップさせる方法を知る

といったメリットを享受することができます。
つまり「一人の辛さ」を緩和するだけでなく、自分の仕事をさらに好調へと導くヒントを得ることにつながるんです。

オンラインコミュニティは馴れ合いではなく情報の共有

ここでこうしたコミュニティに入ることへの抵抗がある方もいるのではないでしょうか。
「いろんな人と仲良くしないといけない」
「イベントなどを誘われたら断りにくそう」
「意識の高い人だけが入るもの」
こうした印象をお持ちの方も結構いらっしゃいます。
しかし、すべてのオンラインコミュニティがそうではありません。
特に参加者同士の交流は強制ではないため、入ったからといって何か積極的にしないといけないこともないんです。

じゃあ何をしているのかと言えば「情報の共有」がメインになります。
「自分はこんなことを始めたから手伝って欲しい」
「この企業でこんな人を探していた」
「あの仕事は評判が良くないから気をつけたほうがいい」
といった仕事に有益な情報を発信したり共有したりするのが、オンラインコミュニティの1番の役割と言えます。
なので、情報を聞いているだけでも問題ありませんし、興味があるときだけ発信をすればいいと思います。

オンラインコミュニティを選ぶ際の注意点

オンラインコミュニティに入るにはどうすればいいのでしょうか。
まずは自分の目的やジャンルに合った、興味を持てるコミュニティを見つけましょう。
SNS上やnoteなどで検索すればたくさん出てきます。
入会審査などがないこともあるので簡単に入れますが、やはりここはしっかりと目指したい自分になるために有益なコミュニティを選びましょう。

  • 自分も目標となる人物がいる

  • 参加したいと思える活動をしている

  • スキルアップの場になっている

こうした部分が見つかったコミュニティに入ることをおすすめします。
また、いくつもかけもちしてしまうと「コミュニティに属している」という充実感で満足してしまい、形骸化してしまうことも。
「これだ!」と思ったもの1つに入るようにしましょう。

一人じゃ乗り越えられないことも誰かと乗り越えていける時代

昔なら困ったとき、ある程度見知った人に助けてもらいながら、危機や困難を乗り越えてきたと思います。
でも、今は世界中いろんな人とつながることができる仕組みがたくさんあって
「知らない人」「でも同じように頑張っている人」
と知り合うことができる時代になったのではないでしょうか。
一人で頑張るのがしんどくなる前に、誰かとつながっておくことで気持ち的にも情報的にも乗り越えるきっかけができるように感じています。
これからフリーランスになる人も、すでに独立して頑張っている人もオンラインコミュニティなどを活用して仲間を見つけておくことをおすすめします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?