死ぬ前に色々な人と会いたくなる気持ち
うつ病など、精神疾患を抱えた自殺者は死ぬ前に色々な人と会うことがよくある。
家族、友達、かつての同級生…。
それらの人は、自殺を目前にした人と話して「普段と同じ様子だった」「自殺するとは思わなかった」などと言う。
私も鬱だからよくわかる。
人と話す時は、平静を装うのだ。
相手を心配させまいと。
優しく相手の気持ちを考えられる人ほど、精神疾患になりやすい。
私も「思ったより元気そう」「一見病気に見えない」とよく言われる。
暗く、冷たい心の内は人に見せられないから。
心配させたくないから。
そうしてこの世を去った先人たちの気持ちがよくわかる。
死ぬ前に、人と会っておきたい。
話す時はむしろ落ち着いていて。
穏やかな気分なのかもしれない。
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