スタバで「きつねうどん」を頼まれる

私はオフィス街のスタバでアルバイトをしている。

シフトは基本朝。

だからたくさんの働く人にドリンクを提供する。

ただ言われたドリンクを出すだけが仕事ではない

私たちは常連さんの顔・いつものドリンク・カスタマイズ（袋の有無やストローなど）を覚えて素早く対応することが求められる。

もちろんこれは善意であるし、覚えたいと思ってやっている。

しかし、言い方は悪いがこれらは「店舗から求められているもの」でもある。

覚えましょう！と言われるのだ。

覚えることが苦手な私は最初の頃

「何百人も朝から対応するのに覚えられるわけがない」

と思っていた。

実際今でも覚えきれてないところはある。

でも他のパートナーが覚えていてすばやく対応していると悔しいし、お客さんも覚えてくれてるものとして店に来る。

お店にいて、私のことを覚えてくれていることも嬉しいので私も覚えなきゃと奮闘する。

コロナで多くの会社がテレワークになった。

今となっては多くの人が出社するようになったが、休業明けからまだ会えていない人もいる。

今日は約４ヶ月ぶりに来たお客様がいた。

ずーーーーっとこの店の常連さんでどのパートナーとも会話を楽しむ人だ。

今日お店にいらしたときはおまりにも久しぶりで

「アーーーーーー！笑」と大きな声を出してしまった。

この人にはとある特徴があった。

朝、来店されるときは

「きつねうどん」

昼に来る２杯目のときは

「冷やし中華」

と注文する。

私が入りたての時は？？？となったが

きつねうどんは「Ventiサイズのアイススターバックスラテ」

冷やし中華は「tallサイズのアイスダブルトールラテ」

なのだ。

スタバにうどんと冷やし中華が年中あるのだ。

どうしてこうなったのかは未だに聞いていないのだが、

普通だったら毎回のシフトでかわしている会話が４ヶ月ぶりに行われて嬉しかった。

普通の日常がちょっとずつ戻って来ているのかな、と久しぶりに感じた出来事だった。

今度由来聞いてみよっと。