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営業マンを1年半で辞めて、今は先生①

よく「先生は社会人経験をしてから教育現場に」という意見を聞きます。実際私は私立高校で約10年教師をしますが、その前は全国各地で営業マンを1年半やっていました。これから一般企業から教師を考えられている方、もしくは教師から一般企業(特に営業職)を考えられている方に向けて記事を書きたいと思います。ギュッとまとめて、違いを3つ挙げたいと思います。

①1ヶ月というスパンで目標達成が求められる

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営業マン時代は「500万必達でやってきます」とよく朝礼で月の初めに目標を設定し、公言していました。特にベンチャー企業から興ったというのもあッタと思いますが、営業を行う会社は勢いとノリはマストです。実際に達成した月もありましたが月が変わるとまたリセットという環境はとても大変でした。それに比べると【数字や売上】という意識は学校現場ではあまり無いことにとても驚きました。もちろん合格実績などはこだわる風潮はありますがそれも給料にあまり返ってくるものではないので一部の先生のみという感じではないでしょうか。

②昼休みがない

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最近気付いたんですが営業マン時代昼休みの1時間という時間は、普通に過ごしていました。昼休みなんで当時テナントが入っていた新宿NSビルの屋上にあった和食屋さんに行き、毎日カツ丼を食べるなどです。それが教師をしていると生徒が来ていないこの夏休みの時期でさえ、1時間丸々昼休みを取ることはないです。授業期間中は生徒が訪ねてきて、もっと昼休みは無くなります。そこには大きな違いを感じています。

③社会人としてのマナーを教えられる機会がない

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名刺の渡し方や上座・下座(かみざ・しもざ)の概念などは知らない先生は多いと思います。というよりも名刺や名刺ケースすら、持っていない先生がほとんどだと思います。学年主任として同席する際も上座に座る担任に指摘することもありますがそもそもそれらを教えられる機会がありません。自分で意識して学ぶ姿勢は大切です。知らずに一般企業に転職すると最初は困るのではないかと思います。

このように私が実際に感じた違いを3つ挙げてみました。まだまだありますが私自身は教師という職業の方が合っていると感じているため約10年も続けられることができています。そして営業マンを経験し、周りより遅れて27歳から教師になっても学年主任を任せていただけるまでになりました。いずれにしても自分の得手不得手を良く理解した上で今の職業を続けていくかどうかを考えていくことが大切ですね。

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