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「私じゃない誰かがやるだろう」バイスタンダー効果

いよいよ2学期も中間テストまであとわずか。学年主任なのでクラス担任の先生方をサポートできるような取り組みをたくさんさせてもらいたいと考えながらちょうど半年が過ぎました。いよいよ年度も折り返し地点。残り半年ですがやはりコロナの影響は色濃く、頭を悩ます問題が山積みです。たとえば緊急事態宣言やまん延防止措置の期間の出欠についてです。学校には出席停止というものがあり、発熱や風邪症状があった場合、欠席にならず出席停止という扱いにするという判断が各学校で行われたと思います。それにより出席簿は例年とは比べ物にならないほど複雑かつ、わかりにくい形になっていますが「いずれなんとかなるだろう」という考えや煩雑な毎日に追われてこの問題を先送りしている先生方も多くいらっしゃると思います。そんな時この心理学の効果を思い出します。


バイスタンダー効果(傍観者効果)


これは元々医学用語で、放射線の照射を受けた細胞から何らかのシグナルが発生し、それが非照射(バイスタンダー)細胞に伝わることによって放射線影響が発現すると考えられています。心理学では集団心理の1つとして知られており、ある出来事に対して自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさないという心理が働きます。さらに傍観者が多ければ多いほど、その効果は高いとされています。最初に話題にした出欠簿の管理もいざ出欠の入力(本校は考査ごと)をしようとした際、大混乱が予想されますがそこは傍観者として「ま、後にしよう」と目をつむっているのが現状だと思います。



出欠の一覧を作ってみました


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スプレッドシート(エクセルのようなもの)を使って簡単にですが学年団の先生方で共有をして入力をできるものを作りました。本当はもっと効率的なやり方があるかもしれませんがまずは担任の先生方が少しでも働きやすいように不器用ですがやっていきたいと思います、またこれはAED講習を受講した際に救命救急士の方から教わりましたが交通事故などの人命救助で人手が足りない場合「誰か助けて下さい」と大声で呼び掛けても、誰も手助けに来てくれないそうです。「赤い服のあなたはAEDを探して来てください」や「帽子のあなたは人工呼吸を」など特定して声を掛けることが必要になってくるそうです。複雑な出欠簿も交通事故も誰もが常に先々をイメージし、傍観者ではなく当事者としての意識を持って毎日頑張っていくことが大切ですね!

学校ICT化のために有意義に使わせていただきます😁