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「イラッとしたわ!!!」FF感情

久々に心理学の話。怒りを覚えることは最近少なくなったように感じます。昨日アンガーマネジメントの講演を受け「怒りは抑えることができないがそれを分類し、上手に怒ることが大切」だと学びました。普段から接する高校生たちは発達途中で言葉遣いが荒かったり、自分中心の要求をしてきて困らされたりする場面があります。僕たち教師がもし同じ目線に立ってしまうと、やはり人間なので怒りを多少覚えることがあるかもしれません。しかし、年齢を重ね、今はそのような感情をあまり表に出すことはなくなりました。そもそも怒りの正体とは何かというと


FF感情(Fight or Flight Response)


というそうです。怒りの感情はFight or Flight(攻撃・逃走反応)を伴い、この反応にはアドレナリンが大量に分泌され物を壊しやすくなります。これは、1929年にウォルター・B・キャノンによって初めて提唱されました。キャノンの説によると、動物は恐怖に反応して交感神経系の神経インパルスを発し、「戦う」か「逃げる」かを自身に差し迫ります。自分が勝てそうな相手だと判断すると戦い、強そうだと感じるとその場から逃げるという種の保存のために備え付けられた根源的反応だと言えます。人間も同様にFF行動の一環として、鼓動が早くなって血圧が上がり、筋肉の血流が増えて、「戦う」か「逃げる」ための準備をします。同時にその行動を取るのに必要なエネルギーを筋肉に与えるため、グルコースレベルが上がり、副腎は攻撃ホルモンと呼ばれるアドレナリンを多量に分泌し始めます。更に瞳孔が大きくなり視界がクリアになって、肺が広がってより多くの酸素を吸い込めるようになります。これが怒った人の「赤ら顔」の正体ですね。



何に怒って、何に怒らないのか

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怒った時に自分の身体に起こる反応を理解していると、実際何かに怒って鼓動が早くなってきた時に「今自分の身体にはアドレナリンが溢れているなぁ」と冷静に自分を観察できるかもしれません。このことが大切です。「冷静に6秒間数えて深呼吸しましょう」とよくアンガーマネジメントでは言われますがこの本質は衝動的な怒りから意識を逸らし、冷静に自分を見つめることです。そうは言ってもどうしても怒らなければならないラインが人それぞれあります。図にしましたがその部分を変えようと思ってもなかなか難しいはずです(2年前にMetaMoJi初心者でイラストを描いたので下手な図ですみません笑)。 譲れない部分として僕は「時間を守る」ということを破られるとイライラしてしまいます。これは僕が「誰しも時間は守るべきものだ」と「べき」というものを他人に押し付けているからです。この譲れない「時間を守る」を変えられないのであれば「遅れるなら事前に連絡すべき」や「謝罪すべき」など様々な「べき」を相手に押し付けてはイライラが増すばかりです。この「べき」を手放しまぁまぁ許せる部分を少しずつ広げていくことで今までよりも少し周囲の人に優しく接することができるかもしれませんね。


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