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「緊張を味方に」ヤーキーズ・ドッドソンの法則

先日も記事にしましたが世界史Bの授業は今年新たに生徒自身が授業を行うスタイルで半年間続けてきました。Youtube動画に残すという取り組みで「Youtube高校」というタイトルにしています。この授業スタイルにしたのは少人数の教員志望の生徒を教えることになったことと講義型の授業に限界を感じていたからです。最初は緊張してスムーズに言葉が出なかった生徒が徐々にプレゼン資料を自分で作り、スラスラと授業をする様子を見て手応えを感じています。私は社会人を経験した上で教員免許を取得したので26歳の時、教育実習で初めて教壇に立ちました。その時初めて授業を行いましたが足や声は震え、板書の文字も大きさがバラバラで読みにくかっただろうと思います。まだ高校2年生の生徒ならなおさら緊張すると思いますが以前の自分の姿と生徒の様子を重ねると懐かしく感じています。この「緊張する」ということはすべて悪い面ばかりではありません。これを心理学では


ヤーキーズ・ドッドソンの法則


と言います。心理学では適度な緊張がより良いパフォーマンスを生み、緊張が弱すぎたり強すぎるとパフォーマンスが低下するそうです。緊張しすぎて頭が真っ白になってしまったり、声が震えたりすることは誰にでもあることです。しかしながら、全く緊張しないというのも実は考えものなのです。
これは慣れていることをするときは緊張している方がうまくいき、慣れていないときは緊張していない方がうまくいくという考え方です。つまりプレゼンで緊張しすぎてしまう人は、とにかく反復練習をして「慣れさせる」ことがポイントになってきます。その他にも、声のトーンやまばたきの回数など気をつけることで緊張をコントロールすることができます。



生徒が自身が行う授業風景


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授業風景(40分間)

こちらは生徒が1人で作成した授業スライド(Canva)の一部抜粋です。私が教科書を使って簡単に歴史の流れを説明した上で作ってくれています。これまでに「フランス革命」、「ロベスピエールの恐怖政治」、「ナポレオンの栄華」、「アメリカ独立戦争」、「日清戦争」、「明治維新」など10以上の授業を高校2年生で授業をすることができます。先日その生徒が「授業を作るのは大変ですね」と本音をこぼしていました。「本来なら5年後の大学4年生で体験することを今、経験していることは素晴らしいこと。教師を目指すなら貴重な体験だよ」と伝えました。ある意味、先生版のインターンシップですね。まだまだ緊張すると思いますが緊張を味方にして今後の大学受験での面接や教師への道に役立ててくれれば嬉しいです。一緒に頑張っていこう!


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