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「力を合わせてって!?」リンゲルマン効果

体育祭を来週に控えて練習(体練)を朝から行いました。密を防ぐために学年単位での体練となり例年とは違いますが少しずつ本番が近付いてくるワクワク感が増します。体育祭の競技といえば玉入れや学年対抗リレー、綱引きなど様々ありますがこの綱引きを心理学で読み解くと面白い心理学の効果が浮かび上がります。それは、

リンゲルマン効果(社会的手抜き現象)


これは、一人で作業する場合と、たくさんの人で作業した場合を比較すると一人あたりの作業量が低下するそうです。作業を行うメンバーが増えれば増えるほど力は大きくなると思いますが実は、一人一人の出す力が弱まっていくということが起こるのです。下の表の実験結果をみると、

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1人の時に比べると8人の時は1人1人が他の人に任せてしまうことで、半分の力である49%しか力を出していないことがわかります。これでは最大限の力を発揮することはできません。わかりやすく言うと「綱引きを一対一でやった時と集団対集団でやったときでは、一人あたりの力の入り具合が低下する」といったようなことが起こるのです。


チームとして最大限のパフォーマンスをする


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体育祭の競技のみならず「自分一人で生徒指導を頑張っても仕方ない」とか「会議で自分一人が発言してもどうせ変わらない」というような心理が働くことは自然の摂理です。組織においては人を増やせば増やすほど、それに比例して生産性が上がると考えがちですがそうはいきません。人が増えると責任感も分散しサボり癖が出ることを理解し、少しでもパフォーマンスを上げるために「仕掛けを考える」ことが大切です。例えばチームをさらに小グループに分け、それぞれに達成目標をコミットするようにするとか、こまめな声掛けをすることによってモチベーションが低下することを防ぐなどを心掛けていきましょう。


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