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EP.24 異例の採用面接で強力な幹部メンバーを加え、全国展開へ大躍進!

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いつもお読み頂きありがとうございます。今回はEP.16 期待の新事業、全国初の入浴特化型短時間デイサービス!大苦戦!!から続くエピソードです。こちらもご確認ください。

 全国初の入浴特化型短時間デイサービスの事業化(EP16)と会社の未来を創るための新卒採用にて1期生をはじめとした若手が活躍し(EP22EP23)始めた当社では、満を持して全国拡大展開へ舵をきります。展開速度を高め、よりお客様のニーズに応えるべくフランチャイズ(FC)方式を採用し突き進む中、優秀な幹部陣を迎え躍進することになります。



◆広範囲活動による限界⁉

 2011年当初は創業より10年弱、本社には社長と私、経理事務のパートが1名の3名しかいませんでした。
 中間コストは、現場ががんばってつくっている利益を食ってしまうと考えており、人材を置くことに強い抵抗がありました。新卒の採用費なども膨らんでいた背景もありコストコントロールは経営の肝です。さらにこの当時、創業社長が介護業界全体を盛り上げるために社団法人をつくり大規模イベントを開催。イベント自体は成功を収め(現在も続いています)、大いに盛り上がった反面、当社からの投下額は半端ない金額に・・・。

社長からは、未来投資だから!と言われ続けていましたが、懐事情は・・・。
 複合的な背景に加え、事業所の拡大展開や若手の積極採用に伴い、13事業所、従業員数も120名を超えたあたりで限界が来ました。

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 頼りにしていた幹部として機能しなかったNo.3の離脱(EP21)もあり、現場のマネジメント、採用育成、バックオフィス業務が全て私に集まってしまっていました。創業から仕事中心で労働時間や休みを気にせずに活動してきたとはいえ、流石に・・・余裕も無くなり、イライラが募る状態。体調を崩している暇もないくらい忙しい、減るどころか増え続ける仕事量。

ある日、数年ぶりに39℃を超える高熱を出して、完全にダウン。1日で回復したものの社長から、

「そろそろバックオフィスや本部機能を強化しないと無理じゃないか?」
「中間メンバーの人件費を賄う余裕は・・・、人材としての力量もわからないよ」
「FCとしての攻めの展開も必要だし、人材採用を強化することを考えないと!」
「う~ん・・・」

しかしながら間接コストを増やすに抵抗があり、だいぶ悶々としてた記憶があります。さんざん悩んだ末、
「採用強化するなら、まず採用マネージャーからお願いします」

腹を括って、自分の後任探しとして本部人材の採用に動くことにしました。


◆場所は、居酒屋⁉ 異例の採用面接へ

 予算に余裕のない中、WEB採用にて思いの丈を求人原稿として掲載!やるなら一遍にということで「採用マネージャー」「FC開発マネージャー」2名の獲得に乗り出しました。

 業界初の差別化されたモデルや人材育成への取組は、かなり目を引いたようで複数の方より応募がありました。但し、この幹部メンバークラスの求人は初ということもあり、経歴からの実力やスキル確認の面接に違和感ありあり・・・。
面接すれど、

「う~ん、よくわからない・・・」

 今でも、幹部面接は難しいと感じています。一般社員経験しかなく、25歳で起業に参画した私と大学院卒業後すぐに起業した友人である社長には、大企業の役職者や異業種キャリアは、全くと言っていいほどイメージがわきませんでした。
 それに加え、自分たちよりすごい仕事ができる人たちと言うイメージの方が勝ってしまう先入観もあり、より混乱状態。

「もう、わからないから一緒に仕事して楽しそうかどうかで判断しよう!」
「???、どうする?」
「1次面接は普通にやって、2次は居酒屋で飲んでみよう!!」
「面白そうだな!!」
「能力より、志!共感できるかどうかが大事でしょう。あと、できれば年齢は近い方がいいから30代の採用にしましょう!!」

この時使っていた採用媒体には、面談フィルターサービスがついていて、採用広告会社のサポートを通して求職者とコミュニケーションをとっていました。担当サポートから、
「面接場所が居酒屋なんで、求職者が訝しがってます・・・。」
「いいんです。これを楽しめる人と仕事がしたいんで!」

 私たちが1次面接で好印象だった方に伝達し、居酒屋面接というか、本当の懇親飲み会を実施。お酒が入ればある程度本音が聴けると思い、私たちも本音で理想の会社づくりや今後の展開について話をしました。

 結果として、採用マネージャーはリクルート出身のキャリアコンサルタント、FC開発マネージャーは、介護施設の立ち上げ経験のある元コンサルタントの方がジョイントしてくれました。いきいきらいふでは、考えられないようなハイスペック人材です。感想を聞くと両名とも

「はじめは、本当に居酒屋で面接すると思っていませんでした。担がれてるのかと・・・。最高にワクワクする面接でした」

とのこと。今でも、たまにこの形で面接することがあります。採用面接というお互いの腹の探り合いではなく、本音ベースで話をすることが良好な関係とハイパフォーマンスにつながると信じています。

 この後、採用マネージャーの方は、とても優秀かつ取組スタントが共感でき、私が全幅の信頼をおいて私が始めた新卒採用を任せていくことになります。


◆さらに強力幹部の追加採用、展開加速!

 リクルート出身の採用マネージャーにジョイントしてもらったことで、採用の幅は一気に広がりました。

・有名大手人材会社の元事業部長
・飲食、介護事業の立ち上げと展開経験のあるベンチャー人材
・大手介護企業の部長で社会人大学でソーシャルワークの研究者
・医療法人グループでTOP直下で長く拡大貢献した財務責任者

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とにかく異例のキャリアメンバーが私たちの活動に参画し、展開が一気に加速していきました。
 一人一人がとても力を持った方々で名実共に会社組織化が図られていきました。2012年にメンバーが揃ってからわずか3年で北は北海道から南は沖縄まで、直営20事業所、FC21事業所の合計41事業所に拡大しました。

売上は右肩あがりの13年連続増収を達成!

本部人員も更に増員し、従業員数も240名弱の大所帯になっていきます。

もちろん、露出も増え、各種新聞、雑誌はもちろんのことTVでも取り上げられ業界内での知名度も急上昇。社長は先にご紹介した業界全体のイベント活動にも忙しく、人脈も一気に広がり、私にもセミナーや講演の依頼も舞い込み、増えていきます。

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過去の失敗を糧に、挑戦し続けた私たちの活動は一定の成果を収め社外の人たちから注目の的となっていました。一見、順風満帆なこの躍進のすぐ先に創業以来最大の危機が待っているとは、この時誰も想像していませんでした・・・。

 次のシリーズエピソードは、私の中で創業元年に次ぐメモリアルイヤーである2013年秋~2014年の夏にかけての出来事をご紹介します!

さて、今回のエピソードからどんな気づきがありましたでしょうか?

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