【3.4.5歳児向け】おすすめ運動遊び〜縄跳び〜
大人がやる分には簡単なのに、「教えるのが意外と難しい。」と感じる運動の一つが縄跳びなのです。
自分がどうやって縄跳びが跳べるようになったのか思い出せないという大人は意外と多いので、保護者も子供への教え方に悩んでいることがありました。
なので、保育者が縄跳びを教えるコツを知り、保護者に教え方を伝えることで、より家庭でも縄跳びに触れる機会が増えると私は感じています!
今回は、なぜ子供が縄跳びが苦手に感じるのかを踏まえて、縄跳びが上手になっていくコツをお伝えしますね。
「おすすめの運動遊び マット運動はこちらから」
1.子供が縄跳びを苦手に感じるのは、どうして?
縄跳びを回しながら跳ぶ時には、以下の複合的な運動要素が混ざります。
両足でジャンプをする。または、続ける。
手首を使って、縄を後ろから前に回す動作を繰り返す。
この2つの動作を続けることが難しいため、縄跳びが苦手に感じるのです。
また、子供の集中力は10分続けばいいもの!
個人での練習が必須になる縄跳びの練習は、長く続ければ身につくものでもないので、1日10分を目安にしましょう。
3歳児におすすめの縄跳び遊び
3歳児では、縄跳びを持って跳ぶことは難しいです。
なので、縄を持って遊んでみることからスタートさせましょう。
①両足ジャンプをして、リズム遊びをする。
縄跳びに必要な動作は、まず両足を揃えてのジャンプです!
リズミカルに跳ぶ動作を身につけるために、
・手拍子に合わせてジャンプ
・ピアノの音に合わせてジャンプ
・ケンケンパをする
などの、遊びを繰り返し取り入れましょう。
②電車ごっこ(大縄でもOK!)
3歳児クラスでよく取り入れていたのは、電車ごっこです。
大きな縄を作って、みんなで入るのが子供は好きなんですよね。
この時に、縄を使うときの注意点を伝えておくと、4.5歳になっても使い方が身についているので、導入がスムーズになりますよ。
「縄を使うときの注意点」
縄を垂らしたまま、歩いたり走ったりしない。
自分や友達の首にかからないように注意する。
使い終わったら、必ず先生に返す。
4.5歳児におすすめの縄跳びの技法
4歳児クラスの秋頃から、前回し跳びを導入することをおすすめします。
出来る度合いには個人差がありますが、1回でも自分の力で跳べると子供は夢中になり、何度でもチャレンジするようになるからです。
①縄の選び方、持ち方
「おすすめの縄の長さ」
両足で縄跳びを踏んで上に引っ張り、両ヒジを90度に曲げて開いたところ
「縄の持ち方の指導方法」
子供が両手に縄を持って同時に回すという動作、意外と難しいのです。
まずは、正しい持ち方を身につけることこそが重要になります。
親指を伸ばしてグリップを軽く握る
親指の爪は上から見えるようにする
この持ち方だと疲れにくく、腕が安定するので縄を回しやすくなりますよ。
②両手で回して1回縄を跨ぐ。
まず1回目跳べるかが大きな壁になります。
「ゆっくり回そうか。」と声をかけてスローモーションくらいのスピードで縄を回します。
そして、縄が地面に着いて足元にきたらジャンプをします。
この時に、両足を揃えて縄を跨ぐことが大切なポイントです。
②大人が縄を回して、一緒に跳ぶ。
自分で回して縄が来るタイミングが分かってきたら、次は大人が回している縄の中で一緒にジャンプをしましょう。
これを繰り返し楽しむと、リズミカルに跳べるようになってきます。
カウントも一緒にしてあげると、自分が何回跳べるようになったのか分かるので、自信にも繋がります。
③一人で縄を回して、前まわし跳びをする。
このステップを踏んだら、いよいよ一人跳びです。
最初は2.3回で引っかかってしまう子も、気づくと何十回も続けて跳べるようになていると思いますよ。
5歳児の子は、100回跳んでいる子もいましたね!
慣れたら、後ろ回しも教えてあげると、子供も喜びます。
まとめ
縄跳びが出来るようになるのに、1番大切なことは毎日コツコツと練習を積み重ねていくことに尽きます。
単純な動作でも、複合的になると、子供にとっては難しいものばかりなので、一つ一つの動作を焦らずできるようになるまで丁寧に補助をしてあげてほしいです。
そして、保護者の方へもコツを伝授してあげていただけたらより嬉しいですね。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました♪
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