HUNTER×HUNTER考察 シュート・マクマホンの能力についての考察
はじめに
シュート・マクマホンはモラウの弟子のひとりであり、同じ師をもつナックルの相棒でもある。
UMAハンターであり、操作系の念能力者とされているが、彼は本当に操作系だろうか?
彼が操作系だとされる根拠は、ハンターズガイドとキルアの考察であるが、ハンターズガイドに関してはゾルディック家をはじめ間違った情報が多く、キルアの考察もまた腕を操っているところだけからの推測であり、実際は違うとみている。
ここでは、そんなシュートの能力について考察していきたい。
放出系能力者
ヒソカの念能力の系統別性格診断もあって、シュートが操作系だと思われても仕方のないことだとは思う。
だが、ヒソカの性格診断は絶対ではないし、どう考えても彼の念能力は操作系のそれではない。
ここでいう念能力とは、操る三つの左手のことではなく、ダメージを与えた標的の身体を手持ちの籠の中に閉じ込める能力の方であり、暗い宿(ホテル・ラフレシア)のことを指している。
クラピカ曰く「空間を区切り遮断する能力は放出系・具現化系の相反する能力者が得意としている」とのことだが、彼が具現化系だとすると、浮遊する左手が問題になる。
放出系の能力は上記の通り具現化系とは相反する能力であり、具現化したものを手から離した場合は能力が減退すると考えていい。彼が具現化系の場合は、浮遊する腕を具現化することなく、ナックルのように実際に肉体でダメージを与えた場合、となるだろう。
つまりメモリの無駄遣いである。
よって、彼の念能力の系統は放出系だと導き出される。
左手や籠は具現化されたものではなく、実在のものだろう。それは、左手と籠を服によって隠していることからもわかるし、キルアが「凝」を使って確認していることからも明らかだ。
ちなみに、シュートと戦ったときのキルアは、この左手を警戒しすぎたために、本人からの攻撃を受けてしまった。イルミの呪縛で動けなかったこともあるだろうが、その前に相手が操作系であるとの考えから、自分から攻撃にくることを予期していなかったのだろう。
シュートが具現化系であり、クラピカのように操作系だと勘違いさせるために左手を浮遊させていると考えても良いが、具現化系の操作系習得率は60%。さらに切り離したオーラを操るのであれば相反する放出系の能力も必要だ。
仮に具現化系だとするならば、浮遊するという能力は前述通りメモリの無駄でしかない。クラピカのように鎖や手から離すことのない何かしらの武器となるはずだ。
それよりも放出系で習得しやすい隣りの操作系を使用していると考えるほうが自然なはずだ。
加えて、最近の王位継承編ではシュートのこの能力に似た能力を持つものが存在している。
それが、エイ=イ一家構成員であるトレベルムである。彼は放出系であり、その能力はDamage(スウィートホーム)と呼ばれ、ダメージを相手が攻撃に使った物質ごと移動させることができるというものだ。
ダメージを与えることと受けることの違いはあれど、これは同系統の能力だと見るべきだろう。
まとめ
シュート・マクマホンの性格は極端に慎重であり、弱気である。そのため、念には念を入れる形で操作系と偽るために三つの左手を操作してデコイとしている。
実際は放出系であり、ダメージを檻の中の念空間に閉じ込める暗い宿(ホテル・ラフレシア)が本命だ。
十二支んのひとりであるサイユウがいうように、身体の機能が奪われると相手は念を維持することも難しいだろうことから、まずは一撃入れるためにもデコイを使用していると推測される。
放出系寄りの操作系の可能性もなくはないが、物体を出し入れする右手の能力からして、操作系はデコイであり純粋な放出系だとみるべきだろう。
おわりに
パーム、ナックルときてシュートの念能力考察でした。
素直に操作系だと信じてる人多いんだね。
放出系との考えがざっと調べた感じいなかったので書いてみました。
多分放出系だよ。操作系要素左手しかないじゃん。
ナックルだってハンターズガイドじゃあ放出系になってるし、あれはあてにならないでしょ。
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