HUNTER×HUNTER考察 ゴンの念能力復活についての考察

はじめに

ゴンの念能力復活の鍵はおそらくクラピカと新大陸編にあるのだろう。それは、ゴンが念能力を使えなくなった描写が、クラピカが出てきたあとすぐ、ジンの新大陸についての説明の前で変に差し込まれていたことから推測される。
ただし、どうやって復活するかについては神(冨樫先生)のみぞ知るということを前提に語りたい。

ゴンの念能力喪失について

そもそも何故ゴンは念能力を失ったのかについてだが、おそらくナニカはゴンの肉体を元に戻すことができても、誓約をなかったことにはできなかったのではないだろうか。
より詳しく書くならば、ゴンが念能力を失ったきっかけであるピトー戦において、ピトーは「命を圧縮することでしかなし得ないであろう能力」「二度と念能力が使えなくなってもいい。それ程の決意と覚悟がなければ不可能」と語っている。
このピトーの推測が正しければ、「命を圧縮すること」が制約であり、「(ピトーを倒すことができれば)二度と念能力を使えなくなってもいい」というのが誓約だったのだろう。
だからこそ、ピトーを倒したあとゴンは念能力を失い、命を圧縮した対価として老人のようになって半死半生の状態に陥ったと考えればすっきりする。
制約(ルール)はなかったことにできても、誓約(心に対する誓い)はなかったことにはできない。そういうことではないだろうか。
心に直結する念能力だからこそ、これは非常に難しい問題と言える。

ゴンの念能力復活について

これは外部からの干渉においてしか治す手段はないものと思える。
ただし、除念師でさえも匙を投げる誓約を外すすべは、今のところ想像がつかない。
それでもあえて予想するのであれば、外部から強制的に念を使えるようにしてもらい、自らに課した誓約をゴンがなかったことにすることである。
そして、そのヒントについてはクラピカのスチールチェーンにあると考える。仲間とともに戦って、それでもなお一人で戦い抜く力として得た力であるスチールチェーン。これが、仲間を助けるために使うのだとすれば、最高にエモいことは言うまでもない。
まあ継承編でやっているように、スチールチェーンの副次効果でゴンが念を使えるようになるとは思えないので、やはりその方法については神(冨樫先生)のみぞ知ると言えるだろう。

おわりに

ゴンの制約と誓約について、自分の考えと同じ人がいなかったので書いてみました。
割と冨樫先生って全部文にして説明してると思うの。
いやあ、時間がないときほど、こういうのって捗りますね。マジで仕事やばい。

追記
冨樫展のメモに、(ゴンは極限の精神状況下におかれ、瞬間的に「極」の状態を手に入れたが誓約によって能力そのものを失うこととなった)とあるので、やはり能力を失ったのは誓約によるもので正しいと思われる。


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