シェア
Kusabue/現代俳句
2018年6月3日 19:28
「 虹待つ人 」こころごと押しひらくまど風薫るばんざいの子のへそあらわ衣更えかもめたち飛んでばかりよ夏怒涛すずしげにあぐらをかいて丘の上大ゆうやけかばんを置いて旅終るうなずいて箸をとる人どじょう鍋いっせいに穂がさわぎだす麦の笛昼寝からめざめてみても一人の家たましひの痩せゆく心地夏の風邪お見合いの席に扇子のわすれもの☆梅雨に入る着物の帯をかたくしめ