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技術書典9購入本応援投稿「まいにち続ける技術 」

技術書典9が本日2020年9月12日(土)からオンラインで開催されている。

ここでの戦利品の感想文を短くても残していくことは、

・技術書典のイベント自体を盛り上げること

・著者の方にとって反応があるということが次の活力になること

だと思った。

第2弾は、@FORTEgp05 (aozora Project)さんの「まいにち続ける技術 」

読者対象は、下記のような方々である。

毎日何かを続けたい人、続けるだけではなく続けることで何かを習得したい人向け

私にピッタリだ。

FORTEさんは、毎日Twitterでこんな感じでつぶやいている。

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私はこのつぶやきを見る度に、毎回「私も頑張ろう」と勇気づけられていた。


この本で得られることは、下記である。

・なにかを毎日続けることができる – 続ける工夫を知ることができる – 続けることに失敗したときのリカバリについて学べる
・毎日続ける達成感を得られる 
・習慣の恐ろしさを学べる


「忘れる」という考え方の大切さ

なぜ人間は継続が出来ないか?それには理由がある。

その理由ごとに紐解かれた章から、この本は始まっていく。

「忘れる」ということが一番最初の理由に挙げられていた。

これは、私にとっては大きな気付きだった。

「あ、そういえば筋トレしようと思ってたんだ・・・まぁいいか」

この感覚は私にもあるのだが、どちらかというと「忘れる」という表現よりは、「頭の片隅にずっとあるんだけど、どうしても身体が動かない」ということに置き換わっていた。

「頭の片隅にあるやらなければいけないこと」は、その存在だけで人間にストレスを与える、というのを何かの本で読んだことがある。

「あれやらなきゃな・・・」と思うこと自体がもうストレスなのだ。

けれども、この「忘れる」という考え方はどうだろう。人の心を少し楽にするように思うのだ。

「やろうと思ってたことが出来なかった」と考えるよりも、単純に「忘れてた!テヘペロ」というように考えたほうが健全だし、罪悪感が減るように思った。そして、「次は忘れずにやろう」と切り替えも早く出来るように感じた。

継続出来ない理由の1個めで、こんなに考えさせられる事が多いとなかなか前に進まないので(笑)、かいつまんでこの本の素晴らしい点をあげていく。

はい、スピード感大事。


継続するための工夫とは?

その現実を受け入れるくらいなら毎日の筋トレくらい喜んでやります。一日3分の筋トレと、太ってから痩せる苦労を考えたらいまの私は 前者のほうが楽だと考えました。

この一文も、とても私にぶっ刺さった。

そう。継続しないことによって、サボった未来の私は悲惨な状態になっていること必至なのだ。

未来の私が、「おい、今サボったらどうなるかわかってんのか?あぁ?」と脅しをかけてくることによって、現在の私の継続が成立している部分が大きい。

今後、サボろうとした時に、未来の私に対して「今からやるから見ていて!」と言える自分になろうと思う。

そして、「やってみて」「観察してみて」「工夫する」

これらをすることが、継続のヒントになると続く。

この毎日続けることが難しいことだと自覚した上で、やってみる、観察す る、工夫するを繰り返すことを毎日続けることがコツです。

本当にこの通りだと、私も感じる。

これが、全人類が出来ることであれば、何の苦労もしない。

難しいから「継続」は「力」になりうるのである。


何を継続しているか?

著者は下記のことを続けているという。

・筋トレ

・英語の勉強

・絵を描くこと

筋トレと英語の勉強は私と共通しているが、絵を描くことは羨ましいなと思った。


継続の落とし穴

ゾッとすることを、著者はこのあと続ける。

この毎日続けたいが毎日続けるのは目的ではないと いうのは知らぬ間にハマってしまうもので、観察してみるのが非常に重要な ポイントとなります。

本当にこの通りで、継続をすることが習慣になってしまうと継続自体が目的にすげ替わってしまうことがあるのだ。

あくまでも、継続は目的達成のための手段であるということを、肝に銘じなければならない。

「継続出来てる私ってイケてる!」「継続出来ている俺、かっこよくね?」の術中にはまってはいけないのだ。

そして・・・私は外部からの刺激

著者は、継続をしていくポイントを第3章でまとめていくのだが、ハッと息をのんだ。

「3.6 外部からの刺激を受ける」

この章、私のことですよね!?私、登場しますよね!ウホッ!

すみません、Twitterで気軽に絡みに行き、絡みに行ったついでに「私も継続の本書きたいっす~書きます~」という気持ちになったのも、FORTEさんのおかげ。

本当にありがとうございます!

この交流がなければ、私の新刊は絶対にありえなかった・・・

感謝しています!

こうやって良い影響を及ぼし合うことが出来るということは、SNSの素晴らしいところだなと感じる今日この頃・・・。

でも、FORTEさんのこの本の方が、私の本よりも1000万倍、継続に役立つことはここに明記しておく。


継続は永遠なり

そして、最後の締めくくりには、こうある。

これから先、また毎日続けていくことを継続していこうと思っています が、さまざまな新しい問題が降り掛かってくると思います。そのときは今回 書いた内容とは真逆のことを思ったりするかもしれません。

もう、この通り過ぎてぐうの音も出ない・・・。

継続は一筋縄ではいかないし、今後もいろんな外的要因・内的要因によって、継続できなくなることも出てくるかもしれない。

それでも、死ぬまで何か目的を達成しようと思うことがある限りは、一時的にはやめたとしても火種は消さないだろうし、また別の方法で継続しようとするだろう。

試行錯誤を繰り返し、目的を達成していく。

継続とは、永遠に続くものなのだと思った。


何か目的があって、それを達成するために継続をしていく人の背中を押してくれる良書。

広く読まれて欲しい。


私の新刊の宣伝をば

私もこの技術書典9において、新刊を書いた。

ここまで紹介した本の著者FORTEさんに影響されまくったから書けた新刊である。(FORTEさん、本当にありがとうございます!)


リモートワークをするようになった時に私がぶち当たった時間活用とタスク管理、そして継続について、実体験をもとに書いたライフハック本である。ゆるい気持ちで書いたので、内容もゆるいし、且つ出来ない・イケてない自分を「ゆる」すという意味も掛かってるなと後で気付くなど・・・(ボソッ

まずはFORTEさんの本をオススメするが、こちらもよろしければ、是非!!!

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