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いつになったら治るの

📚コンビニ人間
🖋️村田沙耶香

本を読むようになるきっかけになった小説。
今までは、本は難しくて長い、頭のいい人が好きなものというイメージでした。
芥川賞受賞と、タイトルに惹かれて読んだところ衝撃。小説はこんなに自由なんだと驚いたし、堅苦しく、正しいことばかり書いてあるかと思い込んでいたのが一気に壊された感じがしました。


古倉恵子(36)
変わり者だった彼女は、大学時代からコンビニでアルバイトを始めてそのまま18年が過ぎ、"普通"を演じるのも限界がきていた。コンビニで働くために生活している彼女だったが、ある時アルバイトとして入ってきた白羽という男に出会う。

多様性の時代と言われるようになっても、"普通"が当たり前だという考えは無くならない。

早くコンビニに行きたいな
コンビニでは、働くメンバーの一員であることが何よりも大切にされていて、性別も年齢も国籍も関係なく、同じ制服を身に付ければ全員が「店員」という均等な存在だ。

コンビニ人間

人間は社会の正常な部品として存在しなければ、異物はすぐに排除されてしまう。

今まで私は皆にとって、「あちら側」の人間だったんだな

コンビニ人間

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