1/22月曜:モノを買うメカニズムと心理(②物欲)
おはようございます、1/22月曜日です。
どんな朝を迎えてますでしょうか。
毎週月曜日は「モノを買うメカニズムと心理」と題してます。
詳しくはこちらの記事に全体的な流れを書いております↓
さて、かつて貯蓄は少なく、しかもキャラグッズオタクで年間数十万使ってた私ですが、一千万の貯蓄を達成する事が出来ました。
食べ物や睡眠と違ってなくても人は生きていけるのに、グッズに限らず、ついつい必要以上の服やモノを買ってしまう。
そこに隠された「欲求」を考えていきます。
1. 物欲が起きるメカニズムとは?
物欲は辞典で意味を調べると、
「物や金銭を自分のものにしたいという欲望。物や財産への執着心。」
こんな風に書かれています。
では何故その欲望は起きるのでしょうか?
それはモノを買う行為は手っ取り早く「成果」が手に入れられ、達成感を得る事ができるのが理由の一つです。
例えば何か欲しいものがあれば、手に入るまでを想像してワクワクし脳内の報酬系システムの「ドーパミン」が刺激されます。そしてモノが手に入ると、達成感を得てまた欲しくなります。
これが基本的な物欲が起きるメカニズムです。
2. 刺激を受けやすい現代
このメカニズムは広く知られており、マーケティング心理等で使われています。
セールが始まる広告を見ると、ワクワクしてなんだか欲しくなったりしたことありませんでしょうか?
探してたものが手に入ったときの達成感を味わったこともあると思います。
また数量限定や特典付きという言葉に買わなきゃという気持ちが高まったりもします。
このように今は情報が溢れ、「ドーパミン」がすぐ刺激されてしまいます。
つまり物欲が起きやすい環境にあるという事です。
ドーパミンの細かい説明については、1/19の自己コントロール力のつけかた(①自己コントロール力とは)で書きましたので、そちらをご覧ください。
3. 自分の物欲か、操られた物欲か
つまり自分が本当に欲しいと思って手に入れたモノなのか、企業や周りのSNSでのインフルエンサーの影響で欲しくなったモノなのか…
混同してしまい、買ってから「あんまり欲しくなかったかも」と思ったり「勢いで買って後悔してる…」なんて事も起きやすいのです。
ここに他の要素が絡み合ってくると(疲れや寝不足、ストレスで発散したい等)欲求を断ち切るのはどんどん難しくなります。
ここで踏みとどまるためにも「自己コントロール力」が大切。
そして刺激から距離をとるなど行動を変える必要も出てきます。
4. 人間の心理的に弱いところ
モノを買わないようにしようと決めても、人間の心理的に弱いところがあります。
正直沢山ありすぎるので、3つピックアップして紹介しようと思います。
知識として持っていると、自制したい時に役に立ちますよ。
メカニズムを知ることは最大の防御!
・一度失敗すると、全部どうでもよくなってしまう
このように「一度の失敗ですべてダメになったと判断し、どうでもいいやと自暴自棄になる」心理があります。
1度欲求に負けても、それですべてがダメになることはありません。
一呼吸おいて、またコツコツと進めればいいだけです。
・悲惨な状況を見ると物欲が増す
テレビなどで事件や災害を見ていると、自分の生命の危機感を感じます。
そうすると当然ストレスを感じるので発散しようとします。
悲しいニュースのあと、無意識に通販サイトでモノを買ってしまうようなことをしてしまうそうです。
自分の心をしっかり保つ工夫が必要で、適度に情報は遮断する方が気持ちにゆとりが出来ますね。
・良いことをしたらご褒美を貰っていいと感じる
長いテスト明け、面倒な顧客対応。そんな頑張った自分にご褒美を設定する事は目標達成に効果的です。
困るのは人の心理は「良いことをしようと考える」だけでも、いいことをしたから、ご褒美を貰う権利があると認識する事。
これはなかなか人間らしいとも思いますね。
今までやったことあったなぁ…、と思うような事はありましたでしょうか?
「一度の失敗ですべてダメになったと判断し、どうでもいいやと自暴自棄になる」というのは、知ったとき私は経験あるなと思いました。
禁煙チャレンジの時とか、「もういいや吸ってしまえ!」と何度も失敗しましたね。
5.次回
今回は物欲について考えていきました。
モノを買う行為は手っ取り早く「成果」が手に入れられ、達成感を得る事ができるので欲が生まれ、刺激が多い現代は心理的にも購買欲が出やすいことが分かりました。
次回は1/29月曜で、モノを買うメカニズムと心理(③自己顕示欲と承認欲求)をやっていきます。
それではまた次でお会いしましょう!
良い一日を!
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