まるもとまさお

いろんなこと、立ち止まって考えたい。

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最近の記事

「ふたりはともだち」を読んで思う ゆっくり行くこと の大切さ〜その2〜

その1はこちら。https://note.com/r078ac/n/nfa0e6038959e まだお読みでない方はぜひこちらを読んで頂きたいです。 手紙が来ないと悲しい顔をするがまくんにお手紙を書いたかえるくん。急いで自分の家に行き手紙を書きます。がまくんの家に戻ってからも今か今かと自分が書いた手紙が届くのを待っていました。少しでも早くがまくんに手紙を届けたかったのでしょう。 さてさてその大事なお手紙、一体誰に渡したのか。 スズメバチさんならすぐに届けてくれそうですね

    • 悲劇の中で生きる私たち

      私たちは悲劇の中を生きている。 僕はそう思っている。 僕が来ているTシャツは遠い異国の人が作っている。 その人は劣悪な環境、低すぎる賃金で働いている。環境、賃金の改善を求めて声をあげれば雇用主からひどい暴力を受ける。 工場で働くためには子どもを親類に預けなければならず最愛の我が子に毎朝のおはようも毎晩のおやすみも言えない。 安全性の保証されていない建物で働くことを強いられ倒壊の不安すなわち自分の命がいつ失われるとも分からない不安と共に働かなければならない。 僕が普

      • 「ふたりはともだち」を読んで思う ゆっくり行くこと の大切さ〜その1〜

        こんにちは。今日は絵本の紹介をしたいと思います。 紹介するのは「ふたりはともだち」(作 アーノルド·ローベル/訳 三木卓 1972年11月10日 第1刷発行 発行所 学校法人文化学園 文化出版局)。 かえるくんとがまくんの温かいやり取りが描かれるこの絵本。5つの短編からできています。 今回取り上げたいのは5番目の「おてがみ」というお話しです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ある日、かえるくんががまくんのお家をたずねるとがまくんは悲しい顔をしています

        • ヨガで見つけたあたらしい「成長」のカタチ

          みなさんは「成長」と聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか。 出来なかったことが出来るようになること? 人としての器が大きくなること? 順位や点数が上がること? 私はこの成長という言葉 より高いこと より大きいこと を目指すものという空気感を、今の社会に感じていました。そのことに少しの息苦しさも。 そんな社会に息苦しさを感じていた私がヨガに出会えたのはとても幸運でした。 ヨガをする中で日々おだやかな呼吸を繰り返していくと、昨日よりもより深く安らいでいる自分に

        「ふたりはともだち」を読んで思う ゆっくり行くこと の大切さ〜その2〜

          環境活動は誰のため?

          環境活動の際に「地球を守ろう」という言葉はよく使われるものです。 先日、「あれ、この言葉ってちょっと違うんじゃない?」と思ったのでした。私達が守るべきものは確かにある。でもそれは地球そのものなのか?と思ったんですね。今私達が守らなければならないのは、この地球の上で営む私達の暮らしなのではないでしょうか。 そもそも地球は守られるべきものなのでしょうか?もし仮にこのまま私達が地球温暖化を止められず、地球上に住む場所が無くなり、私達人間が絶滅、もしくはほとんどそれに近いような状

          環境活動は誰のため?

          グレタさんと、ぼく

          はじめに 皆さんはグレタ・トゥーンベリさんのことを覚えていらっしゃるでしょうか? 「もちろん!」「誰だっけ?」「思い出したくもない・・・」などなど様々な方がいらっしゃると思いますが、ここでは僕個人のグレタさんについて思うことをお話しさせていただきます。 How Dare You!! グレタさんは2019年アメリカで開催された気候行動サミットでスピーチを行いました。そのスピーチは大きな話題を呼び、様々なメディアで取り上げられました。 僕はそれをネットニュースで知りました。その

          グレタさんと、ぼく