「ふたりはともだち」を読んで思う ゆっくり行くこと の大切さ〜その1〜
こんにちは。今日は絵本の紹介をしたいと思います。
紹介するのは「ふたりはともだち」(作 アーノルド·ローベル/訳 三木卓 1972年11月10日 第1刷発行 発行所 学校法人文化学園 文化出版局)。
かえるくんとがまくんの温かいやり取りが描かれるこの絵本。5つの短編からできています。
今回取り上げたいのは5番目の「おてがみ」というお話しです。
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ある日、かえるくんががまくんのお家をたずねるとがまくんは悲しい顔をしています。なぜってがまくんのポストにはお手紙が来ないから。
『まいにち ぼくの ゆうびんうけはからっぽさ。てがみを まって いるときが かなしいのは そのためなのさ』※1
がまくんがそう言うと、かえるくんも悲しい気分。ふたりそろって悲しくなってしまいました。
そこでかえるくんはあることを思いつきます。がまくんにお手紙を書くことにしたのです。
急いで自分のお家に帰ってお手紙を書いたかえるくん。そのお手紙をがまくんへ届けてもらうように、ある知り合いにお願いします。
誰に渡したかは一旦おいておきましょう。
かえるくんは急いでがまくんのお家へ戻ります。自分が書いたがまくんへの手紙を、今か今かと待っています。
何を待っているのか聞くがまくんにかえるくんは自分がお手紙を書いたことを教えてしまいます。そのお手紙の内容まで。
それを聞いたがまくんは
『とても いい てがみだ。』※2
と言って、ふたりでその手紙がくるのを待ちました。
『ふたりとも とても しあわせな きもちで そこに すわっていました。』※3
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ここまでがこの物語の大まかなあらすじです。さて大事な大事なお手紙、かえるくんは誰に渡したと思いますか?
長くなるので続きはまた。
引用
※1「ふたりはともだち」(作 アーノルド·ローベル/訳 三木卓 1972年11月10日 第1刷発行 発行所 学校法人文化学園 文化出版局)55ページ
※2「ふたりはともだち」(作 アーノルド·ローベル/訳 三木卓 1972年11月10日 第1刷発行 発行所 学校法人文化学園 文化出版局)63ページ
※3「ふたりはともだち」(作 アーノルド·ローベル/訳 三木卓 1972年11月10日 第1刷発行 発行所 学校法人文化学園 文化出版局)63ページ
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