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現場からは以上です。2nd

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「現場からは以上です。」マガジン内のnoteが100を超えたので、2ndマガジンを作りました。 「地域の魅力とITの力で小売はもっと面白くなる!」をモットーに働く中で感じたこと、…
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2017年9月の記事一覧

"ファッション"とは、知的な趣味である。

"ファッション"とは、知的な趣味である。

ファッションや小売に関わる中で感じる問題のひとつが、世の中全体におけるファッションの地位が低いということ。
洋服が好きというとチャラチャラしているように見られるし、知的な層は見た目に頓着しないという空気があります。

特に故・スティーブ・ジョブスの「判断力を無駄に使わないために、洋服はいつも同じものを着る」という習慣が有名になってから、「ファッションにこだわるのはダサい」「いつも同じコーディネート

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ジェネレーションZ世代が「リアルビジネス」に回帰する理由

ジェネレーションZ世代が「リアルビジネス」に回帰する理由

ほんの数年前まで、期待の若手が手がける事業といえばITが中心でした。

SNSやスマホゲーム、キュレーションメディア、動画配信など、在庫も初期投資もなくはじめられるIT系事業は原資も信用もない若者にもはじめやすく、未来のマーク・ザッカーバーグやスティーブ・ジョブズを目指して起業した人の事例は枚挙にいとまがありません。

そんな世代の象徴が「TOKYO FOUNDERS FUND」で、メンバーは日本

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まずは、約束を守りつづけるところから。

まずは、約束を守りつづけるところから。

気づけば、あっというまにまた1年が過ぎました。

去年の誕生日に書いた記事は言いたいことの本質こそ変わっていないものの、今読むと表現のあちこちが稚拙すぎて、まさに「消せるもんなら消してしまいたい」状態。

変に完璧主義なので、こうして自分の過去記事を読むと思わず直したくなってしまいますが、この恥ずかしさも含めて自分の成長なのだと思ってグッと我慢しています。

去年の今頃はまさか自分が独立するなんて

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ハングリー&ノーブル、そして時々エスタブリッシュ。

ハングリー&ノーブル、そして時々エスタブリッシュ。

「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」

この二宮尊徳の名言は、私が行動指針として大切にしている考え方です。

まず世界をよりよくしようとする志と大局観をもつこと。
そしてその活動を永続的なものにできるだけの稼ぐ仕組みを作ること。

この2つは、必ず両輪で考えなければ意味がありません。

両立させるのは難しいけれど、難しいからこそ、一生を通して考え続けなければならない命題を「志」と

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「かわいがられ力」の正体

「かわいがられ力」の正体

社会にでてからこれまで、ずっとかわいがられる側、応援していただく側としていろんな人に甘えて生きてきましたが、最近は自分より若い人たちと仕事をすることも増えてきました。

特に大学生でインターンをしている人や、在学中から自分でプロジェクトを回している人を見ていると、遊び呆けていた自分の大学時代とは比べ物にならないくらいしっかりしていて、尊敬するばかりです。

年下でもすごい人はすごいし、尊敬の念をも

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それは、本当に「コミュニティ」で解決すべき課題だろうか?

それは、本当に「コミュニティ」で解決すべき課題だろうか?

独立して早3ヶ月が経ち、コミュニティマネージャーとしてのご相談をいただくことが増えてきました。

お金をいただいてコミュニティを作るというのは独立してはじめたことですが、ありがたいことにどのコミュニティでものびのびとやらせていただいています。

ただ、最近あまりに「コミュニティ」というワードがブームになりすぎて、そもそもコミュニティを作ることが本当に正しいのかを検証できていないプロジェクトが多いよ

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0→1フェーズで気をつけるべき「改善」の罠

0→1フェーズで気をつけるべき「改善」の罠

スタートアップ的な、0→1をつくるフェーズのプロジェクトに関わる機会が増えてきて最近感じるのは、プロジェクトが前に進まない要因は「反対」よりもむしろ「改善」にあるということです。

スタートアップにいる人たちは基本的に何かを生み出したい、どんどん進めていきたいと思っている人がほとんどです。

だから、何かをやろう!となったときに「反対」はほとんど起きません。

その代わりに、「もっとこうしたらどう

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私の「やりたいこと」の話をします。

私の「やりたいこと」の話をします。

今日はシンプルに、私がやりたいと思っていることの話をします。

***

最近、

「さいしょさんって、最終的に何がやりたい人なの?」

とよく聞かれます。

そのとき私が毎回答えているのは、

「小売の仕組みを変えたい」

ということ。

そう、私がやりたいのは、「小売の仕組みを変えること」なんです。

グッチもヴァレンティノもディオールも。あの価格の理由がわかった日。百貨店時代、ラグジュアリー

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