高校生への読書録②

「マンガでわかる魔法のほめ方PTペアレントトレーニング」横山浩之小学館
高校生にとって、親がこどもを褒めるというのは、すごく自分ごとなのかもしれない。自分が、高校生のときはそのようなことは意識しこともなかった。
 自分が親になって、小学生や幼稚園の子供を褒めるというのは非常に奥が深かった。まず、ちまたには色々な情報が溢れている。「子供は褒めて育てるものだ」「子供は褒めなくていい、認めてあげればいい」(アドラー心理学?)、古くは「かわいくば、五つ教えて三つ褒め二つ叱ってよき人とせよ」(二宮尊徳?)というのもある。どれも、もっともらしく、しれば知るほどわからなくなるし、そもそも、学んでもしばらくすると忘れていく。最近、近くの公民館の本棚で見つけた本が冒頭の本である。
 「ほめて伸ばすのは一体どうすればよいのか?」そもそも人間は褒められたいのだから、どうやって褒めるのかが問題になる、という観点から色々な技術や、コツをわかりやすく教えてくれる本。コツは
 ・褒める言葉をたくさん考える
 ・努力していることを常に探して褒める
 ・プロセスを褒める
 そうすることによって最大の効果は、自分の心が暖かくなっていくということである。結局、常に「自分」の心のあり方がやはり一番大切であるということだ。
 あれ?よく考えたら、子育てだけでなく、仕事場でも、学校のクラスでも、友達に対してでも、常にそのような態度でいると良いことしかないのでは?そう思わせられる。「自分」のあり方。もっとも大切で、常に問題になる、大きな課題である。

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