椰子助

はじめましてー

椰子助

はじめましてー

最近の記事

Hello My Junior

23歳の時、バイト先にいた、いけすかない男前。 正確には、男前だからいけすかなかったのだが、そんな男がある日、BBQ CHICKENSのパーカーを着てきた事から、コロッといい奴認定。 そこからつかず離れずもう18年の付き合いになる。 共通点は年齢と、パンクが好きな事だけ。 いい奴だが、不満もある。 どこでも一瞬で寝て、全然起きない。 だいたい起こす側なので、イライラする。 唐突にLINEを寄越し、返信すると忙しそうな空気を出す。 俺がしつこく送っているかのような気まずさと

    • Ten years from now

      健康診断が終わり、業務に復帰した。 半休のようであり、実情は病院で血を抜かれ、歳相応に主張する贅肉を測られ、味のないヨーグルトみたいなバリウムを飲まされ、グルグル回れだの止まれだの息を止めろだの言われ、挙句お釣りみたいに腹痛をもらって帰るという、地味な嫌がらせみたいな時間を過ごしたため、1日働くより疲れてしまった。 業務量は減っていないので、ハンデありで時間制限が厳しくなった、言わばハードモードな1日だった。 「10年後の自分をみられたらな」 最高のパンクロッカーは歌

      • linoleum

        ベースを抱えた月は 女の子みたいに着飾ってさ 「床は平等で 俺もあんたも同じだ」 「生まれ方で生き方を決めるな」 数々の星をつなげて 明けの明星を見つけた あんたがいなきゃ 極東はもっと暗かった 沈むのは寂しそうだな 暖かみは忘れないよ もう登らないのかな 野暮ってもんか 見送る覚悟はできないけど 会いにいくよ

        • 小さな愛だ!

          献花の会。 ギムレット 地球にはすげーたくさんの愛があるらしい 世界の終わりから四半世紀 衝動と包容力はトレードオフなの? テネシーローズ ルードギャラリー 白髪 シワ 笑顔 変わらないビールとラッキーストライク 「やっとアベとやる気になったのか。シビれるぜ」 スーツの寂しい背中 ベンチで見上げる人 スピーカーから がなり声 泣き顔見れなくて 俯いて歩いた thanks! 俺が言いたいんだよね それ あの3人組からメガネのドラムが一抜けしちゃってさ なのに今度

        Hello My Junior

          tell me something happy news

          2024年。 喪中につき正月の挨拶は控え、あんまりはしゃぎ過ぎるのも違うなーなんて思っていたら、能登の地震。 埼玉の僻地までうっすらと揺れ、滋賀の実家と石川の知り合いに電話で安否確認。 自然災害に向かって無駄な遠吠えだが、せめて三ヶ日、いや真冬と真夏は勘弁してくれよ。無慈悲すぎる。 亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の方にお悔やみ申し上げます。 そして今も救助を待つ方が1人でも多く無事に救助され、避難所で不自由を強いられる方々が少しでも早く平穏な生活に戻れるよ

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          Why don't you get a job?

          仕事ができるというのは、直接的であれ、間接的であれ、成果を上げるという事だ。 コックなら客を呼べる料理を作る事だし、プログラマーなら効率やセキュリティを考えたプログラムを早く書く事。 では、仕事ができないというのはなんなのだろう。 コックであれば客が寄り付かない料理を作る事だとして、では客が寄り付かない料理とはなんなのだろうか。 美味しくない。高い。提供が遅いなどがそれにあたるのだろうか。 「美味しくない」は調味料の配合を変える事で改善できるかもしれない。 「高い」は素

          Why don't you get a job?

          戻る 旅に 陽は沈んでいく

          関節が硬くなった。ちょっと腕を伸ばせば腕が攣る。 段差もないところでつまづく。 代謝が落ちたせいで贅肉が落ちづらい。 年齢を実感する。 吉田拓郎の洛陽に出てくるじいさんのような、フーテンの暮らしに憧れた時期もある。 博徒になりたいわけではないが、世の中の仕組みから抜けたいという気持ちは人より強かったと思う。 バンドマンに憧れるのはそういう感情もあるだろう。 結局、中間管理職で板挟みというどこにでもある人生だが、どこにでもある人生のハードルは意外に高い事も、40を歳を過ぎる

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          澄み切った色のその先に散る

          お笑いがとても好きだ。 落語、漫才、コントなどの板の上の芸から、バラエティ番組も好きだし、すべらない話やIPPONグランプリも好きだ。 毎年年末にテレ朝でM-1グランプリを放送していて、未だ見逃した事がない。毎年12月になると放送日を調べ、予定を入れないようにしている。 数年前、優勝候補としてM-1に出場していたが、ついに優勝できず出場資格の結成15年を超えてしまった和牛というコンビも好きだった。漫才コント形式で、M-1の制限時間4分の中に伏線を散りばめ、笑いと同時にカタ

          澄み切った色のその先に散る

          Ten Years From Now

          実家は落ち着かないが、安心する。 自分の部屋は物置と化しているし、猫は余所余所しいし、はっきり言って所在がない。 でも、父も母も、それなりに健やかに暮らしている。 志村けんに始まり、チバユウスケまで、夢中になったスーパースターの訃報に年齢を自覚する。そして、遠くない未来、両親も彼らと同じ場所に行ってしまうんだと、永遠だと思っていたわけではないが、タイマーがある事を突きつけられた気分だ。 少しでも残り時間が長い事を祈る。 喪中につき年末年始は関東で過ごすため、墓参りがてら両親

          Ten Years From Now

          カーブを曲がりたくなかった

          ROSSOってサブスクにもiTune storeにもないんだよな。 今年2月に引っ越したのだが、現在、我が家にはCDプレーヤーがない。数年前にも引っ越したのだが、その頃からない。CD-DVDドライブというPCに音楽をデータとして取り込むための道具はあるが、ミニコンポや、ラジカセの類はない。基本的に全てYoutube musicで聴いており、ないものは iTune storeで探す。 これでも元オーディオオタクだったりする。 CDプレーヤーなんてものは、CDを再生する用途に

          カーブを曲がりたくなかった

          アウトプット

          文章を書くのが苦手だ。 推敲を重ねるうちに「もうええわ。どうもありがとうございましたー」と漫才のオチみたいな気持ちになり、全削除するところまでがパターン。 説明過多になったり、脱線して戻って来れなくなったりと、誰に読ませたいわけでもないのに、文才の無さに自己嫌悪するし、意義も意味も見出せない。 ただ昨日、チバユウスケの訃報に際し、思い出話と、思いの丈を書き殴った。 脳内でまだ言葉になっていないものを無理やり外に吐き出して、逆算的に答え合わせした。 何か変わったわけではないけ

          アウトプット

          世界の終わり

          仕事中、不意にTwitterを開いた。 マキシマム ザ ホルモンのナヲちゃんの呟きが目に飛び込んできた またか。と思った。今年はアーティストの訃報が多い。 Hi-STANDARDで人生の価値観を培った身としては、今年2月のツネさんの訃報は本当に堪えた。 ハイスタが居たから今の自分があると言っても過言ではない、とても大切なバンドだ。 そんなツネさんを皮切りに、坂本龍一、櫻井敦司、HEATH… ナヲちゃんは6月のSATANIC CARNIVALでハイスタのヘルプで泣きながらドラ

          世界の終わり