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勉強って意味あるの?①

小学生や中学生がこう言うことがよくある。

「勉強って意味あるの?」

今日はこの疑問について考えていきたい。


正直な話、勉強についてすら他人から意味をもらわないといけないような人間じゃなくて、自分で勉強に意味づけをしていけるような人間になれとは思うのだが、そういうのは今回はやめておく。

もっと、広い意味での意味を考えてみたい。


まずは、勉強のメリット、デメリットについて考えてみる。

勉強のメリット

①物事をより深く理解することができるようになる。
②物事をより深く考えることができるようになる。
③物事をより正確に伝えることができるようになる。

勉強のデメリット

①現在のお金が無くなる。
②現在の時間が無くなる。
③現在の体力が無くなる。


デメリットについては特にいう事はないだろう。何事をするにも、お金や時間や労力を使うことは避けられない。

ただこれは、今現在のお金や時間や労力の話であって、長い目で見たそれらはむしろ勉強によって増大していくのではないかと思う。

だから、デメリットと言えるかどうか難しいところではある。

次は、メリットについての話になる。

勉強というのはある程度の知識を持つ人たちとの共通言語を得るためのものであるという認識がある。

(ここでいう共通言語とは、単に言葉の意味を知っているというだけでなく、その裏にある文化的な特徴や、慣習なども含まれる広い意味を示す。)

なので、その共通言語を手に入れることによるメリットと同義であるのかもしれない。

例えば、①物事をより深く理解することができるようになる。について、共通言語を知っておいた方が人の話を理解しやすいというのは実感があるだろう。

分かりやすい例でいえば、アメリカ人の人の話を理解したいとき、英語を知っている方が話は理解しやすいし、アメリカの文化を知っている方がより話を深く理解することができる。

これと同じで、本を読むには、まず初めに国語能力、経済の話を理解するには、社会的な知識、時にはそのメカニズムを理解するための数学的知識。プログラミングを学ぶ際に必要な数学的論理思考力。

物事をより深く考えることができるようになる。にも同様に、情報について縦の広がりだけでなく横の広がりも考えることができるようになる。

理科で習うような地理から各地産業を見ることができるし、人の暮らしへと飛ぶこともできる。数学的論理思考能力は、出来事を論理だてて考えることも可能にしてくれる。社会を知れば、ニュースの裏側にあることも想像し、仮説を立てていける。

広い知識をべんきょうによって知っておくことで、物事を多面的な面から見ることができ、より深く、より広く物事を見れるようになる。

そして、③物事をより正確に伝えることができるようになる。についても、共通言語をしり深く理解し、考えられれば、人に伝えることは容易になる。その反対に、理解していないものを人に伝えるようなことは出来ない。

だから、必然的にこれは成り立ってくる。

こうしてみると、勉強というのはほぼメリットしかないものではあるという事になった。

では、このメリットがどのように役に立ち、どのような意味を持つのか。

それは、次回にしたいと思う。


ちなみに、この文章を読んで、「論理的に破滅してる!」「もっと深く考えろ!」「もっとよく勉強しろ!」などというのはぜひともやめてもらいたい。


傷つきますから・・・










うまい棒代にさせていただきます。