期待を外さない「GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 3」は例えて言うとお茶目で笑いどころを抑えたオオタニだろう
自分にとって映画の入り曲と、クレジットエンドの曲でGUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 3の成功は、もし観る前に知らされていたとしても大成功の太鼓判を押していただろう。
おそらく、おそらくだがこの映画のファンは流れる曲にそれなりに注目をしているのではないだろうか。選曲のセンスに対する信頼度は高いはずだ。
良いセンスをしていると言いたいのではない。おもろいセンスを持ち合わせている。
映画の話をしよう。
この映画がファンを獲得した理由は、B級テイストをかっこよく、そして未来の話なのにノスタルジックに、と、絶妙な相反するスパイスを掛け合わせバランスをとっているのがいい。
さらに、ここ最近の全ての大きなお金をかけた映画に言えるが、脚本にお客さんが喜ぶ要素を分析した上でストーリーを盛り込んでチームで作り上げていくような作り方をしている感じがして、隙がないというか、突っ込みどころがないという感じがして、それはそれで素晴らしいのだが、チャットGPTが既に入り込んで脚本制作に関与してるのかと疑ってしまう。
この映画であれば、「もう少しユーモアを加えて」とか、他の映画と違うプロンプトを与えて・・・。
まあ、面白かったのだからいいだろう。
それにしても、下品度が下がったのは、チト残念。
より万人受けを目指してる感、バレバレ。
ロケットが大好きなのだが、そのロケットの好感度が今回は変な上がり方しているのが嫌。(天邪鬼w)
そもそも前作(特別参加は除く)までこの映画は誰も知らないほどマイナーな映画だったはず。それが今回映画館に行くとなんとほぼ満員に近いお客さん。
なんだこりゃ!
ガラガラを予想していた自分には大驚きと共に、大喜びだったのだが、映画内容を見ると、ああそうなのか、って感じ。
選曲に関しても、大筋では今までの流れに沿いつつも、新手のお客さんのためのものになっているのかと、鑑賞後改めて思った。この辺り、絶妙。
ネタバレになるかもと、最後の最後に貼っておこう
ロケットの出生を語るには抜群だったかも
表題の「オオタニ」についてまだ表現しきれてないが、言いたいことは、オオタニの象徴は「完璧さ」にあると。
投げて、打って、走れるし、スタイル、顔までもがいいし、性格もいい。人間にとって「完璧」といってもいい。対してこの映画の最初の出だしは、真逆の設定だったが、このボリューム3にきて、映画作りのバックアップのスタッフやお金を含め格段に違い、「オオタニ」には今やなれなくても、違う側面で彼に近づく存在になってしまったのじゃないのかという、憂い。
遠くなっちゃった・・・。
ロケットも・・・。
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