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【日本最大級!探究の祭典⑥】「社会のギリギリの中でどこに焦点を当てるか考える時が大変でした」コーポレートアクセス出場チームの声


探究学習の成果発表の場「クエストカップ2022全国大会」(2月18~25日)。出場チームの皆さんから送られてきた、これまでの学びの振り返りと、本番に向けた意気込みをまとめました。

「クエストカップ2022 全国大会」には266チームが出場。当日はYouTubeLiveで配信します。
※タイムスケジュールは公式サイトで公開予定
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企業から出された「ミッション」(課題)にチームで取り組む企業探究部門「コーポレートアクセス」の出場チームをご紹介します。

私立 国府台女子学院高等部 「KITAHIME」

作品の概要
私達の考えた「オデッセイプロジェクト」は火星で作物を栽培しその様子を全世界に配信、そしてできた作物で商品を作るというプロジェクトです。

苦労したこと・テンションが上がったこと
ミッションに取り組む中で1番難しかったことは、「心がはしゃぎ出す」の解釈です。子供の頃は見るもの全てが新しく何に対してもはしゃいでいたのですが、最近はコロナで退屈な日々が続いていたので、このミッションを聞いた時はなにも思いつきませんでした。しかし、グループで意見を交わしていくうちに「確かにこれははしゃぐかもしれない!」と共感を通して次々と案が出てくるようになりました。また、1人が意見を出すとそこからどんどん意見が広がっていき、「こんな考えもあるのか!」と普段1人では絶対に思いつかないような発想になっていくのが楽しかったです。

発見や成長
話し合いを通じて、人と案を出し合うことで新たな発見が沢山あるということに気づき、とても有意義な時間でした。今回話し合う上で、相槌を打って相手の話を聞く、絶対に出てきた意見は否定をしないなど、皆が発言しやすい環境作りを意識しました。当たり前なことですが、これを行うことで全員が自信を持って発言することができました。この機会を通して、自分の意見をはっきりと伝えることやお互いを尊重することの素晴らしさに気づきました。初めは何となく楽しいだけだった作業も、皆で試行錯誤して、どうしたら世界中の人々をはしゃがせることができるのか、と企画を磨き上げるうちに人を喜ばせることにやりがいを感じるようになりました。

意気込み
堀りだそう、私たちの力。こんにちは、KITAHIMEです!
チーム名の由来は、カルビーで使用されているジャガイモの1つ「きたひめ」と言う品種です。きたひめは特に長持ちする品種の代表で、揚げあがりの“いい色”も特徴的です。同じ品種でもジャガイモ一つ一つに違いがあるように、私たちKITAHIMEメンバーもそれぞれ得意分野があります。皆で話し合うことで、1人では出てこないような意見が芋づる式に出てきました。チーム全員で、1年間このプロジェクトを“いい色”に仕上げてきました!
KITAHIMEだから作れたこの壮大な企画で、世界中の人の心をはしゃがせてみせます!


私立 関西創価中学校 「ばなながきらいなごりら」

作品の概要
博報堂さんの「自分も世界も豊かにする校則を提案せよ!」というミッションから、校則を通し、AIなどの技術が発展している社会に適応するために、生徒一人ひとりが主体となって楽しく学べるようにしたいと考えました。また、それらの学びを通して生徒が学校生活を楽しく送れるようにしたいと思い、「夢のロボット・ユメット作成計画」を考えました。

苦労したこと・テンションが上がったこと
ロボットをつくるということは、人間とロボットがうまく共存するために責任をもたなければいけないので、どうしたら、うまく共存することができるのか考えるのに苦労しました。また、全員の意見を取り入れられ、全員が納得する計画を完成できたときは、テンションが上がりました。

発見や成長
クエストエデュケーションを通して、これから社会に適応するためにはどうしなければならないのか、今までとは違い、調べたりなどするのではなく、自分たちで1から考えることができ、難しい部分もありましたが、改めて自分で考えることの大切さを感じました。また、チームでの対話のなかで、たくさんの意見を聞いて、自分にない考えを持つことができたので、これからもたくさんの人と対話をし、自分が知らないことをたくさん見つけていきたいです。

意気込み
これまで、チームの仲間とともに、何度も意見がバラバラになりながらも、たくさん話し合って進め、完成することができました。本当に仲間には感謝しかないです!私達がこうしてクエストエデュケーションをすることができているのは、私達が学ぶために準備をしてくださった先生方、そしてお忙しい中、アドバイスをくださった企業の方のおかげです。何よりも、仲間、そして支えてくださる方への感謝の気持ちを忘れず、必ず勝ち、勝利の報告をします!


私立 追手門学院大手前高等学校 「フラッターズ

作品の概要
私たちの作品は日常の中にあるのになかなか気付くことができない「小さな幸せ」を皆さんに感じていて頂くために考えました。

苦労したこと・テンションが上がったこと
苦労したことは仲間同士の価値観や感じ方が違うので意見の食い違いが起こってしまい、企画が思うように進まないことが何度もあったことです。
またテンションが上がったことは私たちがやってきた 企画が色んな方に受け入れて頂けたり、褒めて頂けたことです

発見や成長
1つ1つの言葉がどのように皆さんに伝わるのかという点でとても悩むことがあったので言葉の大切さに改めて気付くことが出来ました。困難をこの仲間達で乗り越えきたからこそ1つの作品が完成した時にはとてもやりがいを感じました。

意気込み
私たちの伝えたいことを作品を通して「見て・聞いて・感じて」頂き、皆さんの心に小さな光が灯せるようなプレゼンをしたいと思います!
私たちが目指してきた全国大会に出れることに感謝の気持ちを忘れず、グランプリを受賞できるよう頑張ります‼


私立 昭和学院秀英中学校 「クローバー」

作品の概要
これが普通だと考えられてきた学校の農業体験の常識を覆す、新しい農業プロジェクトです!農家直接学びに行く企画で、生徒たちは深く探求できます。

苦労したこと・テンションが上がったこと
原案を考えることが大変でした。その時、アイディアはたくさん出ましたが、そこから取捨選択をしたり、オリジナリティを加えたりすることに苦労しました。しかし、これだと思える案を思いついたときには、苦労した分、皆で喜び合い楽しかったです!また、原稿を書くと、メンバーそれぞれの考え方が見え隠れして、おもしろかったです!

発見や成長
初めて作る側に立ったことで、今まで見ていた全てのものに創作者がいて、そしてアイディアが詰まっている、ということを意識するようになりました。また、なんでこれはこの形が多いんだ?なぜこの機能がついているんだ?などの、そのものに対するメリットやデメリットを考えることが自発的に起こるようになりました。

意気込み
全国大会に行けるとなって、さらに自信がつき、やる気になったので、このまま突っ走りたいと思います!全国大会に出る企画はどれも素晴らしいものだと思うけれど、自分たちの企画の良いところを見失わずに、しっかりアピールしたいです!


私立 大谷中学校 「背脂ちゃっちゃっ」

作品の概要
私たちが考えたプロジェクトの名前は「futurumu(フトゥールム)プロジェクト」です。ゴミ箱に様々な機能を搭載し、誰もが気軽にゴミのないきれいな街づくりに参加できるプロジェクトです。集められたゴミは加工後、ぬいぐるみの"中わた"として活用し、その量を実感できるようにします。

苦労したこと・テンションが上がったこと
自分たちの考えをよりわかりやすく説明するために何度も意見を出し合いました。その意見をまとめ、発表へとつなげていくことに最も苦労しました。逆に、プレゼン中の劇を考えるときには最もテンションが上がりました!!!

発見や成長
クラスのみんなの前で劇をした時に、思いのほか反応が良かったので楽しかったです!! 私たち、人を楽しませる才能があるかも…!?

意気込み
全国へ! 私たちの熱すぎる思い届け!!!!!


私立 香里ヌヴェール学院高等学校「たなかなた」

作品の概要
今回私たちが企画した作品は、LGBTを題材にしたアニメを作るというものです。登場人物はゲイの健二郎、レズビアンの絵里奈、ノーマルラブのこころと翔太、その4人が繰り広げる恋愛模様がテーマです。みんなに知られたくない、と思ってしまうLGBTの2人やLGBTに対しての偏見を細かく描写し、世の中の現状とこの先どうなっていきたいかを視聴者の方々に考えてもらえるアニメにしたいと考えています。しかし、LGBTへの批判等の描写を入れるとどうしても世間から批判を受けることになってしまうと思います。そこで、ミッションにもあるように、ギリギリを攻める姿勢が特徴のテレビ東京様でこのアニメを作ることを提案します。

苦労したこと・テンションが上がったこと
私たちの班は皆、個性が強く、やりたいこともそれをする方法も全く違ったので発表の方向性を決めることに特に苦労しました。最初の頃は話し合いをどのように進めていいか分からず、頭を抱えたこともありました。しかし、回数を重ねるごとに話がまとまり、完成度が上がっていくのを感じながら準備を進めるのはとても楽しいと感じていました。しかしそうして出来上がった資料は先生方や友人からダメ出しの嵐。そこで一旦原稿と資料を全て白紙に戻し、1から内容を作り変えたのです。そんな苦労を重ねて完成した原稿は納得のいくもので、ついに、全国大会への出場を勝ち取りました。たくさん苦労した分とても嬉しかったです。

発見や成長
私たちはこの作品作りで、協力する大切さを学びました。最初は、個々の個性の主張が激しく、話はまとまりにくい状況でした。個人で考えるにしてもテーマの親和性などを考えた上での企画を提案するのはとても難しく、作業は滞っていました。このことに焦り、私たちは暇があれば全員で集まって会議をしました。もちろん、話はあまりまとまりませんでした。しかし、話し合えばそれぞれの考えを共有でき、思考を広げることが出来ました。そして、何度も何度も話し合いを重ね、今回の企画を提案することが出来ました。これは、グループ全員がいなければ思いつかなかった企画でした。このことから私たちは協力することの大切さを学びました。

意気込み
今回は私たち『たなかなた』を選んでくださりありがとうございます。詳しくは設問2に書きましたが、何度も試行錯誤し出来上がった企画なので出場が決まってとても嬉しいです。私たちはエントリーが終わった後も全国大会出場を信じてブラッシュアップを続けてきました。なので全国大会1stステージでは、前回よりもさらにパワーアップした「スクエアLOVE」をお見せします!私たち『たなかなた』の「やりたい!」を全て詰め込んだ最高の企画になっているのでご期待ください!テレビ東京の1位を獲って全国大会2ndステージに出場し、全国4800チームの頂点に立つその日まで、
『たなかなた』は進化し続けます!!!


京都市立西京高等学校附属中学校 「パエディ」

作品の概要
ランダムとロマンを楽しむ,日々をハッピーにUPDATEしていく新サービスだ! 私たちの作品は「Web de Wave」というものです。何かを発信したいという人がウェブ上の”ボトルメール”というものを通して,ワクワクを求める現代人に新しい発見を届けることができるサービスです。”ボトルメール”にはその発信したい内容を”なんでも”詰めることができます。Yahoo!さんの情報提供範囲の広さと発信力という強みを生かした作品です。「どうせネットサーフィンをするならもっと楽しく!」というコンセプトで生まれたこの作品は多くの人の必要とワクワクを満たしてくれるはずです!

苦労したこと・テンションが上がったこと
私たちは最初この作品とは違うYahoo!コーディネイトという作品を制作していました。ところがその製作途中に,なんと私たちがインターンさせていただいていたYahoo!さんが私たちが考えていたYahoo!コーディネイトと似たようなサービスのリリースを発表されたのです。そのため私たちはほかの班が順調に企画を詰めていく中でまた一からアイデアを出す必要がありました。しかし,全く良いアイデアを生み出すことができなくて,ほんとに苦労しましたし,焦りました。そして,この本作品のアイデアが出たときはチーム全員で最高にテンションが上がりました。このアイデアを作ることが,最も苦労し,かつ最高の瞬間でした。

発見や成長
作品づくりを通して,「チームでのコミュニケーション」について最も多くの発見や成長を感じました。まず,どんな発見や成長やチームで協力することもすべてコミュニケーションから始まっています。その重要さに気づいたのはチームにとって非常に有益でした。そのため,アイデアの出し方だったり,情報共有の仕方だったりを工夫していく中でチームのコミュニケーション力がとても向上したと思います。そしていつしか班員全員がチームでの話し合いを楽しむように,かつより高度なものになっていきました。今回,「コミュニケーション」というものについて多くのことを学び,そしてやりがいを感じさせてもらったと思います。

意気込み
目指すはグランプリです!どうせやるならいけるところまでいって楽しみ切ってやる!ということをチームで決めて頑張ってきました。Yahoo!さんのミッションから学んだようにどうせやるならとことん楽しくそして突き詰めきる!ということをチームで大事にして突き進んでいきたいと思います。そして本番では自分たちだけではなく,審査員の方々や観客の方々までも楽しませられるようなプレゼンをしたいです。絶対にグランプリをとって,私たちの発表を見てくださった方々全員をハッピーにしつくしてみせます!


私立 北陸高校 「別名トルネード」

作品の概要
10代の願いである「モテたい」ということを叶えるために、モテとコミュニケーション能力をリンクさせることでより良い社会と10代のわがままを同時に目指します。

苦労したこと・テンションが上がったこと
あまり馴染みのないロボットやアンドロイドについて調べることに苦労しました。また、モテる要素は何かとモテない4人で考えました。

発見や成長
「モテる」や「コミュニケーション」について考えることで最近モテることが増えました。

意気込み
Wow!!


私立かえつ有明高等学校 「ジョージーズ」

作品の概要
エネルギー・水・命がめぐる畑のマンションのような新しい大和ハウスの施設。ファームランドを考えました。ポイントは畑を上に重ねたことと、室内であることです。ネーミングセンスは微妙ですが、ありそうでなかったアイデアかなと思います。

苦労したこと・テンションが上がったこと
かなり抽象的なミッションだったので、そこから連想して具体的にアイデアを作ることが難しかったです。テンションが上がったことはファームランドを思いついた瞬間です。これだっていうのが浮かんで一気に物事が解決していく感じは爽快でした。

発見や成長
ファームランドは最初にこの考えが見えてそこから深めていきました。思いついてからは完成までは早かった気がします。それで分かったことは最初にビジョンが見えていないとできないタイプだということです。スライドはかなり時間をかけて流れを意識して作ったので、完成した時はやりがいを感じました。

意気込み
まさか選ばれるなんて思いませんでしたが、ジョージーズの最高の発表を皆様に是非届けたいです!


私立 上智福岡高等学校 「テレビ東京SOPHIA支局」

作品の概要
同業者がライバル企業に潜入して、取材をするという世の中のギリギリを攻めた新番組を考えました。

苦労したこと・テンションが上がったこと
社会のギリギリの中でどこに焦点を当てるか考える時が大変でした。また、企業の方に発表を実際に聞いていただいた時に、褒めてもらえたことが嬉しかったです。

発見や成長
メンバー一人一人が考える世の中のギリギリが様々だったので、そこが面白いな、と思いました。

意気込み
ギリギリを攻めた新しいプロジェクトを全国の皆さんに共有できる事を楽しみにしています!!

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