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ウルルに行ったら、自分の健康と向き合う機会になった

1月12~14日の2泊3日で、ウルルに行ってきた。

オーストラリアの中心にある巨大な一枚岩で、世界遺産の場所。先住民アボリジニにとっての聖なる場所で、彼らの意志を尊重して2019年の10月に登山が禁止されたことはまだ記憶に新しい。

日本では「エアーズロック」として知られているけど、1873年にイギリスの探検家が発見して植民地化し、当時の英首相の名にちなんで名づけられたそうで、アボリジニにとっての名前は「ウルル」なので、世界遺産も「ウルル・カタジュタ国立公園」として登録されている。

ウルルに行って(または登って)世界観が変わった、とか、インスピレーションを受けた、という話を本やブログで読んだこともあったし、なかなか気軽に行けるものではないと思い、今回のロードトリップに組み込んだ。

かといってあまり期待しすぎずに、でも、どこか期待するような気持ちで訪れたウルル。果たして私は何のひらめきを得たのかについて、書いてみたい。


シドニー空港からジェットスターに乗り込み、約3時間半。後ろの席の男の子たちが背中に付いている机を叩いていて心地良くはなかったけど、エアーズロックが近づくにつれて、赤色の大地が見えてくる。

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その赤色の面積は写真で見ていたよりはるかに大きくて、火星にでも降り立つんじゃないかと錯覚するほど。少し前までは都心の景色を見ていたのに、たった3時間内陸に飛ぶだけでこんなに景色が変わるのか・・・と、オーストラリアの多様すぎる自然に驚かされる。


空港に降りたち、エアーズロックリゾートという宿泊地やお店などがまとまっている一帯までバスで向かう。枯れ果てた土地に生える死んだ珊瑚礁のような細い木々。こんな乾燥地帯でも生える植物の生命力に驚く。

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いったんキャンプ場に荷物を置いて、スーパーのある一角へ向かうと、明らかにアボリジニと思しき人たちが数人いた。初めて見る顔つきで、同じ時代を生きているとはすこし信じがたい気持ちになる。

その傍らで、エアーズロックリゾートは私たちのような観光客であふれていて(と言っても登山禁止になったからなのか、真夏だからなのかそんなに多くはない)、先住民のアボリジニたちはどんな気持ちなんだろうね、と夫と話した。

また、スーパーやお土産ショップにも、普通に買い物に来ている姿を見て、先住民と言えど現代的な暮らしも取り入れていることも知って驚く。

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到着した日は夕方のサンセットを見るために、ウルルまで行ったけど雲に覆われて綺麗な夕日は見ることができなかった。でも、バスがウルルの一枚岩を一周してくれて、写真撮影禁止の場所を初めて見ることができた。

登山禁止となり、人影の見えないウルルを見ていると、たしかに神聖な気持ちになったし、よくこの岩に登っていたなと驚く。想像以上に岩だった・・・。

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夕日スポットに行った際に、アボリジニたちが絵(アボリジナル・アート)を売りに来ている姿も見かけた。夕日の時間が過ぎ、観光客もまばらになると車に乗り込み帰っていく姿も見て、先住民の見方が少し変わった気がした。


そんなウルルの壮大さと、現代を生きるアボリジニを見たあとに、自分が写った写真を見て、突如「痩せないといけない」という気持ちが込み上げてきた。

ウルルを見たから感じたインスピレーションなのかは定かでないけど(絶対違う)、ラクロス部を引退して5年目になる節目に、「このままではヤバい」と今までで一番強く感じた。

そう思い、そもそもどうなりたいか?どんな風に痩せたいのか?を考えた結果、健康的な身体を目指していこうという結論にたどり着き、栄養について学んでいこうと心に決めた。

五大栄養素とか、家庭科で習って以来きちんと気に留めたことがなかったけど、調べてみると奥深い・・・。そして、このロードトリップ中を振り返り、食事の栄養バランスの偏りに改めて気づかされる。

そう決めてから、翌日はキウイやヨーグルトを買って栄養を補いつつ、持参していたインスタント麺でウルル生活を凌ぐことになった。

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調理器具も限られた猛暑乾燥地帯のウルルの地にて、まさか栄養バランスについて考えさせられるとは思っていなかったけど・・・良い機会だった。

食は一生切り離せないもんね。避けられない道なら今から関心を持って自分の健康と向き合っていこうと思った次第です。あと2ヶ月で27歳、折り返しと呼ばれる年頃になってきたので・・・2020年は気を身体を引き締めて過ごしていきたいです。


人生いろいろありますが、今しかできないことに挑戦していきます♩