宇宙人としてフラを学ぶ
昨日は5回目のフラのクラスだった。前の記事に書いたように初心者の私は5歳から12歳の子どものためのクラスに入れられた。子どもに合わせたユルユルの感じが楽しい。
先生が子どもたちに「トイレはトイレ休憩になるまで我慢してね、分かった」と聞くと、子どもと一緒に「はーい」と応えてみる。ハワイの言葉も少し学ぶので、先生に「風はハワイ語でなんと言いますか?」と問われて子どもと一緒に「うーん」と悩む。
時々、正しい答えを言って先生から「グッドジョブ!リリコイ」と言ってもらえるとまんざらでもない。踊りはみんな下手だから全然プレッシャーがない。そしてみんなと一緒に少しずつ上達するのも楽しい。いいことばっかりだ。
ただ子どもたちと仲良くなることを楽しみにしていたが、これは計算違いだった。私たち大人の参加者と子どもたちの間には見えない壁がある。私はそれを崩そうと、挨拶したり、上手だねと言ってみたり、名前を聞いてみたりしたが、「何、このおばさん?」というよりも「何、この宇宙人?」くらいの戸惑いが子どもたちから感じられた。
それはそうだろう。自分のおばあちゃんでもおかしくない年齢の私が先生ではなくクラスメートとして親しげに話しかけてくれば、どういう態度で接していいかわからないのも当然だろう。
実はこの「宇宙人」としている感じは悪くない。年齢、性別、国籍にとらわれない自由さがある。5回目のクラスも不思議な宇宙人として楽しんだ。
ところで昨日はよく隣で踊っている女の子の6歳の誕生日でもあった。私は子どもの頃はとてもおとなしかったので、この恥ずかしがり屋の子に親近感を感じて接近を試みたが撃沈していた。
でもみんなでハッピーバースデーを歌った時は、私も心を込めて歌った。恥ずかしそうに、でもニコニコして歌を聴いているその子の幸せな人生を心から願った。こういう宇宙人の片思いも悪くない。
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