ハワイ島でクリスマス気分が盛り上がらないわけ
note共同マガジン VACILANDOの企画記事 『どんなクリスマス?』をお届けします。国や地域によって全く違う各国のクリスマスの様子を、楽しんでくださいね!
ハワイ島で過ごす2回目のクリスマスだが、今ひとつクリスマス気分が盛り上がらない。別にハワイの人がクリスマスを祝わないわけではない。最近の別れ間際の挨拶は「メリークリスマス!」か「ハッピーホリデー!」だし、クリスマス前後は仕事を休む人も多い。
まあ、それで新居への入居が遅くなっているのだが、それを言い出すと愚痴っぽくなるので今回は飛ばそう。
さらにハワイでも皆クリスマス前のショッピングに忙しそうだし、クリスマスのオーナメントを庭に飾ったり、クリスマスツリーを居間に飾ったりしている家も多い。義母はクリスマスが好きなので、ツリーを飾ってクリスマス気分を盛り上げてくれる。
それなのになぜクリスマス気分が盛り上がらないのか考えてみた。
暖かい
一応、地元の人に言わせると今は冬である。今滞在中のコナは気温が夏より2、3度低くなり雨が多くなる。海水も低くなるので白人は体温が高いのか平気で泳いでいるが、日本人だとウェットスーツがないと寒くて泳げない人が多いと思う。
それでも最高気温が24度、最低気温21度と本当に心地のいい気温である。どうしても長年の刷り込みで「クリスマス=寒い」のでこの暖かさに気分が乗らない。ちなみに2年前のクリスマスにはこんなところを散歩していた。
イルミネーションがない
クリスマスといえばイルミネーションである。ところがハワイ島には歩行者がブラブラ歩ける大通りがない。一言で言ってハワイ島、田舎なのである。日本の地方都市のように買い物はほとんど車で済ませるので、表参道やシャンゼリゼとまでは行かなくても、駅前の繁華街みたいなものがないのだ。
一応Ali’i drive (アリヒと発音)という通りは観光客向けのお店やレストランが多く観光客で賑わう通りだが、道幅が狭いのでゴージャスなイルミネーションを飾ることができない。
あるはずのものがないと気がつくがイルミネーションで結構クリスマス気分が盛り上がっていたところがあったのだ。
ハワイの自然の勢いが強すぎる
この記事を書く前になぜハワイ島でクリスマス気分が盛り上がらないか、あれこれ考えて新しく気づいたことがある。ハワイの自然の勢いが強すぎるのだ。この写真を一つ前の写真と比べていただきたい。
ハワイ気分を演出しようにも、植物の勢いが良すぎて飾りが霞んでしまうのだ。
観光客の数でクリスマス気分?
ただクリスマスだなーと確実に思わせてくれるのが観光客の数である。クリス前の今頃からお正月明けくらいまで観光客がぐんと増える。先ほどご紹介したAli'i driveをそぞろ歩いている人が増えているし、レストランはごった返している。
この間は人気のビーチはごった返すので地元民は近寄らないようだ。私たちも今年は観光客を避けて静かにしていよう、なんてちょっと地元民ぶってみようと思う。
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