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21世紀を生きる私たちがモチベーションを高めるには?/書評『モチベーション3.0』

やってきましたゴールデンウィーク!
ということで、ゴールデンウィークをより一層ゴールデン✨️にすべく、エンジン入れていきましょう!シャッ!

ゴールデンウィークの個人的課題図書1冊目は、2010年に発売されたダニエルピンクによる大ベストセラー『モチベーション3.0』です!

本書の要約はInstagramにアップしています。
気になる方はこちらをクリックし、ご覧ください!


主張について要約

モチベーション3.0の導入とその理由
モチベーション3.0は、従来の報酬と罰(アメとムチ)に依存するモチベーション2.0が持つ限界を克服し、個人の内発的動機付けを重視する。ウィキペディアやリナックスなどのオープンソースプロジェクトの成功は、内発的動機によるものであり、現代の仕事の複雑化や自己管理の必要性が増す中、新しいモチベーションの形が求められている。

アメとムチの限界
アメとムチのアプローチは、内発的動機付けを削ぎ、創造性を低下させ、倫理的問題を引き起こすことがある。金銭による外的報酬が行動の質を下げ、短期的思考を助長することも指摘されている。特に創造性が求められる作業や、自律性が重視される環境では、外的報酬は逆効果になることが多い。

従来型タイプXの特徴
タイプXは、外的な報酬や罰によって動機付けられる行動パターンを指す。この動機付けは、従業員が基本的には消極的で、指示がなければ動かないという前提に基づいている。報酬を餌として、特定の行動を促し、目標を達成させることが主な手段であり、このプロセスは短期的な成果を重視する傾向がある。しかし、これによって内発的な動機付けや創造性が抑制される可能性が高く、長期的な成長や個人の満足感を損なうこともある。

モチベーション3.0に基づくタイプIの特徴
タイプIの行動は内発的動機に基づいており、自主性、マスタリー(熟達)、そして目的という三つの心理的要求を満たすことでモチベーションを高める。タイプIの個人は仕事そのものから満足感を得ることを重視し、自らの能力を発展させ、より高い目的に貢献することに価値を見出す。これにより、長期的に見ても高いパフォーマンスと大きな個人的充実感が得られる。

タイプIの行動

タイプIの行動は内発的動機付けに基づいており、自主性、達成感、目的意識を重視する。このタイプは、長期的に見ても成果が高く、個人の満足度も大きい。組織や個人はタイプIに移行することで、より創造的で生産的な成果を出すことができる。

自律性の推進
自律性を高めることは、個人のモチベーションと満足度を向上させる。自由に働くことができる環境は、ストレスを減らし、生産性を向上させる。自律性は、管理者が部下に選択肢を提供し、支援することによっても促進される。

熟達(マスタリー)と目的意識の追求
熟達を追求することは、個人が仕事に積極的に関与し、成長することを意味する。フローの状態、すなわち完全に活動に没頭する状態を経験することは、個人のスキル向上と満足度の向上に寄与する。目的意識を持つことは、モチベーションを内面から促し、長期的な充実感をもたらす。

新しい動機づけの戦略
タイプIの動機づけを実現するためには、適切な報酬システムの設計が重要である。金銭的な報酬よりも、仕事の意義や達成感を重視する文化が必要である。組織は内発的な報酬と外発的な報酬のバランスを取りながら、従業員が自分の仕事に誇りを持てるような環境を整えるべきである。

私の考える実践案

以降は私が本書を読んだ上で、実践したいワーク、考え方を紹介します!

「変な子」をリスペクトし、「変な大人(おじさん)」を目指す

本書によると、モチベーション3.0を最も実現しているのは幼い子供であると説かれています。

幼い子供の生活は喜びにつき動かされ、自分は何でもできると考えて、1つのフロー体験から、また別のフロー体験へとかけ抜ける。マスタリーを再現なく、追い求めて周囲からフィードバックを探り、引き出そうとして、頭と体をフルに使っている。チクセントミハイによると、子供が人生のある時点で、それをピタリと止めてしまうのは、「自分の行動が幼稚だ!と人に言われるのを恥ずかしく感じるようになるから」

本書より

TV番組で天才キッズと評されていなくとも、何か一芸に秀でている子供は沢山います。公園で泥団子を作り続ける天才キッズも、日本で1番トンボを捕まえるのが上手なキッズもいることでしょう。
子供の遊びこそ、大人が思い出すべきフロー状態です。
大人たちにできることは、一見すると「変な子」からフローを学び、「変な子」を尊重し、「変なおじさん(おばさん)」を目指すことです!

自分用のモチベーションポスターを作る

モチベーションは人によって千差万別で、自分の内側から出てくる湯水のようなものです。本書では自分用のモチベーションポスターを作る方法が説明されていました。

私のおすすめは、スマホのロック画面!
ある調べによると、1日でスマホを使用する回数は、平均48回だそうです。
つまり、ロック画面を1日約50回、1年間に約18,250回も見ているのです!
2万回も見ている画像を、意図的にモチベーション画像に変えることで、皆さんの毎日は色採ることでしょう❗️

※ 私のホーム画面も変えてみました

新婚旅行中、夫婦で6つの荷物を全て持つ私
素敵すぎるので、モチベーションUP
2020年、コロナ第X波の際、年末年始を1人で過ごしました
そして、狂ったように、7日間連続でカレーを食べました
最後の20食目までカレーはうまかったのです
感動!モチベーションUP

最後までお読みいただきありがとうございました!

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