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ワクワクとドキドキ

好奇心を表す表現として、ワクワクという言葉があります。
ワクワクという言葉から漂うリズム感、前のめり感、やってやろうぜ感
私はこの言葉に魅了されています。そして、ワクワクを言葉にして発する際には、自分の耳に言い聞かせます。

何か選択する際に、「ワクワクするかどうか」で選ばれる方も多いのではないでしょうか。ワクワクという4文字は日本人に共通する価値基準の1つかもしれません。

そんな”ワクワク信者”の私に対して、ある経営者が「ドキドキ」の魅力を語ってくれました。

ワクワクは、前のめりになっている様子や、内発的にやってやろうという気概が現れているが、どこか主観的で軽い感じもする。
一方でドキドキは、綱渡りのような状態で、背筋が凍るようなニュアンスも含まれている。そこには主観の枠を超えた責任感なども入っている。

ワクワクとドキドキは似たような言葉として使われがちですが、真意は異なるのです。
第六感を信じ、好奇心そそられるままに行った決断は「ワクワク」
考えれば考えるほどドツボにはまるが、苦渋の中の退路を断ち、えいやで行った決断は「ドキドキ」
と考えると、ワクワクとドキドキのバランスが重要であることが伺えます。
1つ1つの意思決定が会社の命運を左右する、経営者ならではの思考かもしれません。

責任感に押しつぶされそうな決断でも、少し俯瞰的して"ドキドキしている自分"を見つめることで、冷静さを持ちつつも思い切りのある選択ができるのでしょう。

ワクワクだけでなく、ドキドキも兼ね備えることで、普段の自分では行わない意思決定をしたり、少し視野を広げて判断ができるよう感じた次第です。

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