結婚した後の関係性の作り方
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結婚をゴールにしてしまう人が結構いるが、本当に難しいのは結婚した後の関係性の作り方だ。
結婚した後に何を目標にして結婚生活を作っていくか。
これは簡単にいうとお互いの「ビジョン」の共有だ。
ビジョンとは二人の結婚生活をこういうものにしていきたいよねという共通認識みたいなもので、この意思の疎通がうまくいっていないと結婚生活がストレスまみれになる。
結婚当初はお互いに違ったものを求めているのがほとんどだろう。
若いカップルなどは、稼いだお金はオシャレに使いたいとか、趣味のゲームや飲み代に使いたいなど、お互いに意向があるはずだ。
ゆくゆくは一軒家に住みたいとかマンションタイプがいいなどの違いもある。
若いうちに散財したいか、老後の為に貯蓄したいかの違いもあるだろう。
どちらの意見が正しいとかではなく、これを二人の時間の中でお互いに認識し合い、すり合わせていくのが大事だ。
会社なんかでもこの「ビジョン」の共有は大事にされるが、結婚生活のビジョンの共有とは若干違う点がある。
会社は社長がビジョンを持っていて、それを部下たち全員の共通認識にしていくという流れだろう。
しかし、結婚生活に立場の違いはない。
どちらかのビジョンを片側が受け入れるというものではなく、二人の違ったビジョンをお互いにすり合わせ、落とし所を探っていくような感覚だ。
そこにお互いの納得感があれば、結婚生活の方向性が決まることになる。
結婚前にこのビジョンの共有を完璧に求める人もいるが、それだと中々結婚生活は始まらないだろう。
「そこまで考えていない」人がほとんどだからだ笑。
特に「まだまだ遊びたい」とずっと思ってきた人なんかが結婚生活のビジョンなど持っているはずもない。
そんなことを考える暇があるなら飲みに行ってしまうだろう笑。
つまり、結婚当初にそこまでのビジョンは持っていなくてもいいのだ。
とりあえず始めれば何とかなる。いや、そういう環境になれば人間は何とかするのだ。
人間の適応能力をあなどってはいけない。
ビジョンは二人で生活をしながら作っていけばいいのだ。
その道中で気付くことがたくさん出てくる。
っていうか、結婚生活を始めてみないとリアルな「二人の生活」をイメージできない。
結婚前にビジョンのすり合わせが難しいのはこれが理由でもある。
始めてみてやっと、様々な二人の生活の不具合に気づき始めるのだ。
そこで、二人で話し合い考える。
これからはこうしてみないかとお互いに提案していくのだ。
夫婦二人とも掃除が苦手ならば、どっちかに「掃除もっと頑張れ」と強要するのではなく、今後のお互いのストレスを減らす為にルンバに投資しようかと考えていくのがビジョンの共有だ。
こういった身近なビジョンからもっと先に向かったビジョンの共有もある。
家などの大きな買い物や老後資金なんかはその典型だろう。
今の生活費からどのくらいをその支払いや貯蓄に充てるか。
ギリギリまで切り詰めてしまうと二人ともストレスでパンクしてしまう。
その適度なバランスを二人で考えていくのだ。
月に一度カラオケに行ければいい人と週に一回は飲みに行かないと辛い人もいるだろう。
この辺は「自分と同じ」を求めるのではなく、それぞれに合ったスタイルを見つけていくのが大事だ。
今は浪費家タイプだったとしてもビジョンを共有していくと、お金の使い方が変わってくる人も多い。
元々浪費家だったのではなく、ビジョンがなかったから浪費以外の選択肢がなかったのだ。
長いこと独身の男なんて、浪費しても誰に迷惑かけるわけでもない。
それを結婚した途端に浪費をやめろと言われても難しいだろう。
長年の習慣は急に変えられないのが人間だ。
だからこそ、ビジョンの共有が必要なのだ。
こういう理由でこれからはこういう生活をしていこうとお互いに納得し合えば、そこに「生活を整える」動機が出てくる。
こうして二人の結婚生活が出来上がってくるのだ。
ビジョンを共有せずに、「浪費をやめろ」とか「家事をもっと頑張れ」とか言われても無理なのだ。
そこに頑張る理由がないからだ。ただの我慢など続くわけもない。
ビジョンを細部までお互いに把握し合うと、ストレスの少ない結婚生活が出来上がってくる。
そして、ビジョンはその都度アップデートしていくものだ。
人間が年齢と共に変化していくように、ビジョンももちろん変わる。
若い頃は「海辺の一軒家に住みたい」と思っていても、歳を取ったら「近くにコンビニのある都内の方が楽だ」なんて考えが変わることなんてザラにある。
ビジョンが変化する度に二人でそれとなく話し合い、また新しいビジョンを作っていくのが大事なのだ。
そして、これが結婚生活の楽しさでもある。
夫婦会議の重要性を感じてほしい。
何も資料を用意して本格的な会議をするわけでもない。
シュークリーム食べながらの雑談でいいのだ笑。
彼と会議をしよう。
自分の夢を押し付けるのではなく、彼の夢をまず聞くのだ。
あなたの夢も話し、二人の夢を作っていく。
最初は全然違っていい。
結婚生活の中で、根気よく会議を続けていれば、いつの間にか二人が似たような夢を見ていることに気付く時がくるだろう。
彼と夫婦になった瞬間だ。
オレはそう思っちゃうんだよね
恋愛マスターくじら
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