いい加減な人がモテるワケ

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いい加減な人はモテる。

一般的に「いい加減な人」にはネガティブなイメージがあると思うが、実は人間にとって「いい加減さ」というのは悪いことばかりではないのだ。

脳の仕組みに興味深い話がある。

例えば、我々の脳が正確無比な記憶をできるとしよう。

誰かと出会った時にその彼を写真のように細部まで記憶できるとする。

一見いいことのように思えるが、写真のように正確に記憶してしまうと、次に会った時に服装が違っただけで同じ人とは認識できないのだ。記憶が正確すぎると細部が変わっただけで別人として認識してしまう。

つまり、脳にとっては曖昧な記憶の方が有能なのだ。

長い時間をかけてゆっくりと、その見た目だけにとらわれず、本質を見て記憶していく方がいいのだ。

髪型や服装が違っても「あの時の彼だ！」と認識できるのは、曖昧な記憶を強化してきたからだ。

年齢を重ねる方が物事の道理が理解できるというのもゆっくりと曖昧に、いろんな角度から物事をとらえていくからなのだ。

人間にとって「いい加減さ」というのはとても大事な要素なのだ。

このいい加減で曖昧な記憶力というのは恋愛においてもとても有効だ。