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【上海】 塔乗拒否にあう What can I do?

2019年4月28日ニューヨークに向かう旅程での出来事。

無事に中部国際空港を出て、上海空港で乗り継ぎ。
エアラインが違うので、上海空港で改めてチェックインしなければなりませんでした。

しかし、カウンターは長蛇の列。まだ時間があったのでしばらく経って列が無くなりかけてからカウンターに向かいました。


カナダのビザ書いてないじゃん
あまりメジャーではないので情報がモレがち

エアラインのカウンターでスタッフが、「eTAを見せて」と言います。
アメリカ入国のESTAは取得済みだったので、見せると「そうじゃない、カナダのeTAを見せて」ということ。

eTA?何それ?それって美味しいの?

そんなの取得してない!
だって、モントリオール空港の乗り継ぎはイミグレーションを通過しないので、カナダ国内には入国しないはず、と半ばキレ気味に思ってましたが、乗り継ぎでもeTAが必要みたい

そして、そのeTAの説明を受けました。


破れてるし、この紙やるわ。とくれた
transiting through Canadaと書いてある

航空会社のチェックインにはeTAが必要とのこと。
しかし、さっきまで余裕かましていたので、時間がない
「30分後にはカウンターを締め切るよ」と言われてしまう。

えっ?ええっーーー!

「搭乗拒否!!!」

私の動悸がどんどん高まる

パニック」です。

ネット環境も怪しい中、時間もない。
何とかスタッフに泣きついて、空港内の民間のサービス施設を教えてもらいました。
そこで早速事情を話してeTAの取得をお願いすると、何故かうまくいかない。
(資料を見てみると、数分でできると書いてあったが、何故かダメ)
住所とか色々聞かれて送信しているが、ダメ。
そして相手の返信待ちだと言う。
事務所から出国エリアに、場所を移動して違うパソコンでトライしてみる。

そうこうしているうちに、エアカナダのさっきのカウンターの兄ちゃんが、「もうダメだよ、もうカウンター閉めるよー」とわざわざ言いにきた。

「What can I do?」「頼むから、ちょっと待ってくれ、あとちょっとだけ、10分だけ」と言う私に対して「フン、時間が来たら、カウンター閉めるからね」と言うやりとり。

まさか、「What can I do?」という英語を使う日が来るとは思わなかった。
歌の歌詞だとカッコいいのに、自分で言うとダサい事この上ない。

数分後、中国人スタッフが「獲ったどー!」と私に報告してくれました。
他の数人のスタッフも「勝訴」と書いた紙を広げて私に見せてくれています。
やった!やったーーー!
もちろん私の脳内イメージです。


やったー、獲ったどー

そして、そのデータを持ってカウンターに走って、何とかチェックインに成功。
最後別れ際、カウンターの兄ちゃんの口角が上がっていたのを見逃しませんでした。
ダルそうに「カウンター閉めるでー」、と言ってた兄ちゃんまでも「勝訴」の紙を広げてくれてました。

いやー焦った、そして、良かった。本当に良かった。

そのあとは、無事にアメリカ、ニューヨークに上陸することができました。

そんな事があってから、今は早めにチェックインするようにしています。

後日、eTA取得の請求書をみると9,000円ぐらいでした。
eTA自体は7ドルですが、あの時はお金には変えられない状況でしたので満足です。

後々、eTAを調べてみると、
・以前は必要なかった。
・あまりメジャーではない。
・カナダのシステムがダウンしたりして、取得に時間がかかる場合がある。

カナダに渡航したり、乗り継ぎする予定がある人は気をつけてください。

※事前にeTA取得は必須です。



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