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おすすめのいたわり食①〜玄米クリーム〜

ヴィーガン、グルテンフリー、糖質制限、ファスティングなど、厳しい食事制限はできないけど、からだにやさしいものが食べたい、というひとに、おすすめの玄米食をご紹介。
胃や膵臓の弱っている人は、この玄米クリームをぜひ試してください。消化エネルギーの目安としては、五分粥くらいです。

玄米クリーム

森茉莉という作家が、エッセイの中で、「この世を去る前、なにか口にするとしたら雪解け水をのみたい」と書いていました。
わたしは、瀬戸際にもうちょっと食欲があったら、玄米クリームがなめたいな〜と思います💓
玄米クリームって、母親が赤ちゃんに与える母乳のような、なんともいえない優しさのある滋養食なのです。

私は、夏以外は玄米クリームを常備しています。レトルトでも売っていますが、毎食買っていられませんね。そしてとっても簡単!😋
まとめて作れば、冷蔵で2日くらいもつし、冷凍も可。私は電子レンジを使わないので、2日分くらい作って、いつでも食べられるようにジャーで保温しています。

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このジャーは、発酵玄米(寝かせ玄米、酵素玄米)をつくるときにも使う大きいジャーですが、炊飯器の保温モードと同じだと思います。

玄米クリームは"もちもち"としていて白米よりもコクがあり、そのままでは飲み込めないので、自然に噛むことになります。そうして唾液をじゅうぶんに混ぜ合わせるので、玄米なのに消化がとってもよくなります。
白粥を食べるときはどうでしょう。気をつけないと、つい、噛まずに飲み込んでしまいますよね。そうすると、消化に良いはずのお粥が、逆に消化器に負担をかけることになってしまうのです。(白粥派のひとはよーく噛んでから飲み込みましょう!)

玄米クリームは、このままでも十分おいしいですが、いろいろな食材と合うので、消化の良い食材との組み合わせで変化をつけてみるのも楽しいです。アレンジとしては、ホワイトソース代わりに使って低脂肪のヴィーガン・シチューやグラタンなども作れます。

玄米クリームの作り方〜正統的な作り方(1食分)

正統的というのかわかりませんが、甲田光雄先生の作り方は、以下の通り。お好みで水の量など調整します。

①厚手の鍋に玄米粉70-80gを入れ、水2カップ(360-400CC)で溶きます。そのまま2時間浸しておきます(夏場は1時間弱でOK)
焼き塩約2g程度(ひとつまみ)を入れて、中火で4-5分、かき混ぜながら煮ます。
③火を止めてフタをして、10〜15分蒸らします。(これをするときめが細かく甘くなる)
④糊のような粘りが出ますが、そのまま弱火で5分ほど練ります。ツヤツヤになったら、おいしいクリームのできあがり。

【注意】玄米粉は劣化しやすいのでできるだけ挽き立てのもので作るようにしてください。時間がたった粉でつくると、お味が落ちます。

わたしの作り方〜生の玄米からつくる〜(約4食分)

玄米2カップ(1カップ=180ml)を一晩水に浸す(夏場は4〜6時間でOK)。発芽が目安になります。
②水を取り替え、軽くお米を洗い、ミキサーに移す。ミキサーが回る程度に水を入れ、粒が感じられなくなるまで攪拌する。ミキサーが小さい場合は2回に分けます。(しっかり液状にすると、③以降が短時間で済みます)
③鍋に移して塩をひとつまみ入れ、中火で4〜5分、かきまぜながら煮ます。適宜お湯をさして水分を調整します。
④火を止めてフタをして、10〜15分蒸らします。
⑤弱火で5分ほど練ります(適宜お湯をさして水分を調整)。ツヤが出てきたら、おいしいクリームのできあがり。

※この方法では、クリームは柔らかめになるかもしれませんが、ジャーで保温すると水分が多少飛ぶので、ちょうど良くなります。水分が多いとクリームがふっくらしておいしいです。時間がなくて、つぶつぶが残ってしまったときも、ジャーに入れておくとふやけてきます。

一晩おいた今朝の玄米クリーム。今回は、ミキサーに庭の松葉を数本入れてみました。つくりたてはほんのり緑色でしたよ。

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次回は玄米パンを紹介しますね!

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