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ジェーン・ロバーツ『セス・マテリアル』にて

この書物におけるメッセージのピークは、第18章にあります。

 きみたちは共同創造者なのだ。きみたちが神と呼ぶものは、すべての意識の総体なのだが、全体は、全体を構成する部分を合わせたもの以上の存在なのである。したがって神は、すべての人格の和を超えた存在だが、すべての人格は彼そのものなのだ。
 創造は絶えず行われている。きみたちの内部には、どのようにしてきみたちを胎児から成熟した大人まで成長させるかを知っている力がある。この力は、すべての意識の内部にもともと備わっている知識の一部であり、きみたちの内部の神である部分なのだ。
 きみたちの人生、そしてきみたちの世界に対する責任は、まさにきみたち自身にある。この責任は、きみたちの外にある何らかの作用によって、きみたちに押し付けられたものではないのだ。きみたちは自分の夢を創り出し、自分の物質的現実を創り出している。世界とはきみたちそのものだ。世界は、それを創り出した内なる自己たちが物質化したものなのである。

――p.423 第18章「神の概念―創造―3人のキリスト」

 花を罵ることは間違っているし、人を罵ることも間違っている。どのような人に対してであれ、敬意を評さないことは間違っている。そしてどのような人であれ、あざ笑うことは間違っているのだ。きみたちは自分自身に敬意の念を抱き、自分の内部に、永遠の生命力を持ったスピリットがいることに、気づかねばならない。もし、そうしないなら、きみたちは自分が触れるものを破壊してしまうだろう。そして他人一人一人にも、同様に敬意を払わなくてはならない。なぜなら、その人たちの中にも永遠の生命力のきらめきがあるからだ。
 他人のことを罵れば、自分自身を罵ることになる。そしてその悪態は自分に戻ってくるのだ。暴力を振るえば、暴力が戻ってくる……私たちがきみたちに話しているのは、〝きみたちには世界の状況を改善する〟機会があり、今がそのときだからだ。きみたちを確実にきみたちが恐れる世界へと導く、古いやり方にはまり込むようなことになってはならない。

――p.427 第18章「神の概念―創造―3人のキリスト」

その主張は、決して、頭でわかったつもりになって、言葉遊びをしているのではない。霊体験による裏づけがあるからこそできる主張です。

次で引用する「時間」「夢見」「多次元的人格」についてのスピリチュアルな見解に注意しながら、改めて、本書を読み直そうと思います。

時間を研究すれば、5次元の性質についても多くのことを学ぶだろう。

――p.88 第4章「セスの声」

夢を解釈する研究は多くなされてきたが、夢の中での活動の方向性をコントロールしようという試みはほとんど行われていない。

――p.312 第14章「夢―偽りの悪霊―癒しの夢見」

人格の本質についての通説には、テレパシーや透視の存在も、生まれ変わりの事実も盛り込まれてはいない。事実上、きみたちの知っている心理学は、1次元的なものだ。ところが実際には、自己感覚アイデンティティは数多くの次元で活動しているのだ。

――p.359 第16章「多次元的人格」

以上、言語学的制約から自由になるために。つづく。