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古河市恩名と妙覚塚との神風串呂(№76)

この記事は、神皇正統家極秘伝神風串呂しんぷうかんろ(カミカゼクシロ)を分かりやすく解説したものです。

串呂(クシロ)とは、元伊勢伝承で皇祖神が各地を行脚しながら構築した元伊勢クシロの事です。

元伊勢クシロは、皇城守護の結界のことだといわれていますが、その結界とは、神風串呂しんぷうかんろ(カミカゼクシロ)のことだったのです。串呂は、極秘で構築されて来たので、そのように言われてきたのです。

地名(地文ちもん)に秘められた天地神明の啓示を解明する学問が神風串呂(串呂哲学)です。

ここでは、茨城県古河市の「恩名」(御名の諺文)と静岡県牧之原市菅ヶ谷の「妙覚塚」(小室門院元子媛命御陵)の神風串呂をご紹介し、詳しい解説をしています。

神風串呂しんぷうかんろ(カミカゼクシロ)を学ぶことによって、日本が神国である事実を認識し、皇祖神からの神妙なる息吹を体感体得することができるでしょう!



💞茨城県常陸太田市折橋町 天竜院地区


1、恩名おんな御名おんなに同じ!

茨城県古河市に「恩名おんな」というユニークな地名が有ります。「御名」(おんな、ぎょめい)と読み方が同じなので、「恩名」=「御名」で、名前を鑑定する地文です。

今回は、茨城県古河市の「恩名」を起点に、「小室門院元子内親王御陵・妙覚塚」の「御名」を鑑定する神風串呂をご紹介します。

果たして、的確なる「お名前」が串呂しているか、是非ご一読ください。


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2、串呂哲学の理解を助ける予備知識

始めての方は、下記の記事を参照してください。


3、茨城県古河市・恩名と妙覚塚との神風串呂

三浦芳聖は、茨城県古河市の「恩名」と小室門院元子内親王御陵「妙覚塚」とを串呂すると次のようになると述べています。

三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』復刻版 第五章

小室門院元子内親王御陵・妙覚塚」(牧之原市)-「神戸」(吉田町)-「一色」(富士市)-「大御神本村」(小山町)-「宮下町」(八王子市)-「堀之内」(所沢市)-「小室」(伊奈町)-「恩名」(古河市)-「茂田」(筑西市)-「天龍院」(常陸太田市)-「高倉町」(いわき市)

(三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』208頁、現住所に改めた)

【地文のみ掲載】
「小室門院元子内親王御陵・妙覚塚」-「神戸」-「一色」-「大御神本村」-「宮下」-「堀之内」-「小室」-「恩名」-「茂田」-「天龍院」-「高倉」

【地文の解釈】(地文に地図がリンクしています。)

(1)妙覚塚(みょうがくづか、静岡県牧之原市大寄部ヶ谷へがや台上)
小室門院元子内親王の御陵。

小室門院元子媛の御陵「妙覚塚」は、道路沿いの林の中にあり、入口は画像左下にある。

詳細は下記をご覧下さい。
【参照】小室門院元子内親王(№70)

(2)神戸(かんど、静岡県榛原郡吉田町)
御陵墓を表わす。戸は隠すの意味。神(天皇)を隠す=御陵。

(3)一色(いっしき、静岡県富士市)
「一色」は、串呂哲学では「彼と之とは同じ」の意味で、重要串呂線上に入る地文とされています。一色田(荘園において一種類の賦課のみを負担していた田地のことを称する)に由来する荘園地名です。

(4)大御神本村(おおみかもとむら、静岡県駿東郡小山町)

静岡県駿東郡小山町大御神「本村」(国土地理院地図)
大御神本村
静岡県駿東郡小山町大御神本村(MapFan地図)

大御神は、皇祖天照大御神を表わす。本村(もとむら)は、元子内親王を表わす。

これは小室門院元子内親王が皇后でありながら、三種の神器を継承した天津日嗣の御子であったことを表わします。大御神は、日本で唯一個所の地名です。

南朝史学会の藤原石山氏は、「小室門院元子内親王は、日嗣の御子天照大神の再現、東海の女王と崇敬したと伝える」と述べています。(藤原石山著『三河に於ける長慶天皇伝説考』5頁・12頁)

【参考】大御神(オオミカミ)(日本神話・神社まとめ、擅恣企画 )

●大御神と言うのは、二重に褒め称えた特別な名前。
●大御神と讃えられるのは、天照大御神(アマテラスオオミカミ)・伊邪那岐大御神(イザナギノオオミカミ)・迦毛大御神(カモノオオミカミ)のみ。
●アマテラスは生まれた瞬間から「大御神」と評されているのに対して、アマテラスの親であるイザナギが初めて「大御神」と評されるのは、スサノオとの対話から。つまり初出から大御神と言われていない。
●迦毛大御神(カモノオオミカミ)はアジスキタカヒコネ神のこと。この神が「大御神」と評される理由はよく分からない。

(5)宮下町(みやした、東京都八王子市)

宮下=三浦。富士大宮司家の三浦氏は宮下と名を改めた。家紋は同じ「丸に三つ引き」 

【参照】『ウィキペディア』宮下文書

(6)堀之内(ほりのうち、埼玉県所沢市)

画像1

古代古墳の周りには、お濠(ほり)が付き物。堀之内は御陵墓を表わす。

(7)小室(こむろ、埼玉県北足立郡伊奈町)

小室門院元子内親王を表わす。元子内親王は、小室城宮下の舘で降誕。「⛩大明見小室浅間神社」は、山梨県富士吉田市大明見にある。

小室門院という名称は『長慶天皇紀略』に出ています。「三月十日、富士勝山谷の玉川の宮に於て、皇子誕生。母は、皇太后小室門院。其産室を、宝野の宮と称す。皇子を正良親王と名づけさせ給ふ。」
(三輪義熈『長慶天皇紀略』62頁、旧漢字は新字体に改めました。)

(8)恩名(おんな、茨城県古河市)

恩名
茨城県古河市(地図マピオン)

御名(ぎょめい)が「おんな」と読めるので、恩名=御名で、名前を鑑定する地文です。

御名は「小室」(小室門院)、「大御神もと村」(子内親王)を表わす。

【参照】“御名”のいろいろな読み方と例文

神奈川県厚木市恩名
茨城県古河市恩名

(9)茂田(もだ、茨城県筑西市)
母が、藤原茂子であることを表わす。茂田は「しげた」と読めるので、母は茂子を表わす。

🟢串呂哲学「音韻学」
茂田もだ=しげた=茂田しげた

(10)天龍院(てんりゅういん、茨城県常陸太田市折橋町)

天龍院
茨城県常陸太田市折橋町 天龍院(地図マピオン)

小室門院元子内親王の御父、興国天皇(守永)を表わす。

興国天皇(戊辰)=天龍
尊良天皇(甲辰)=神龍(三浦芳聖の号)
松良天皇(甲辰)=聖龍

【参照】天竜院

(11)高倉町(たかくら町、福島県いわき市)

三浦芳聖の母「元子様」の墓地は、神戸市高座たかくらにあった(現在は移転された)。

高倉は、同魂同霊の小室門院元子内親王の妙覚塚の尊称か。

高倉(たかくら)=高座(たかくら)=小室門院元子内親王と三浦芳聖の母「元子」の符号または尊称。



4、この串呂の解釈と串呂哲学的考察

「妙覚塚」-「神戸」-「一色」-「大御神本村」-「宮下」-「堀之内」-「小室」-「恩名」-「茂田」-「天龍院」-「高倉」

静岡県牧之原市大寄おおより部ヶ谷へがやの「妙覚塚」は、興国天皇と藤原茂子の皇女、日嗣の御子「小室門院元子内親王」を埋葬した御陵墓である。

「小室門院元子内親王御陵・妙覚塚」の「恩名」(御名)を鑑定した串呂にふさわしい的確な地文「大御神本村」「宮下」「小室」「高倉」「茂田」等で構築された神秘的な神風串呂で、串呂主宰神のご苦心が偲ばれます。


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💟串呂文庫

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🟡バックナンバー(総合)

🟠情報拡散のお願い

この記事に到着された貴方様とのご縁に感謝しています。これは皇祖神・天照大御神から地上に派遣された神皇正統嫡皇孫・三浦芳聖が解明した神風串呂の紹介記事です。

三浦芳聖が解明した神風串呂には、日本民族の進むべき道が、明確に示されています。日本民族の危急存亡の時に当たり、一人でも多くの方に読んで頂けるよう、この情報を拡散下さいますよう、宜しくお願い致します。

串呂主宰神は、なぜ、長期間かけて神風串呂を構築し、このように神皇正統の天皇を顕彰されるのか!この一点を徹底的に講究しますと、神風串呂の要諦が理解でき、今我々は、何を第一とすべきかが分かります。

ここに日本民族の存亡が掛かっているのです。真実に目覚めましょう!

2千年以上の長年月を掛け神風串呂を構築された、串呂主宰神・天照大御神様のご苦心と、生涯を掛けて神風串呂を解明された三浦芳聖師のご努力が、日本国と日本国民の皆様の幸せの為に生かされますよう願ってやみません。

神風串呂は、神界から日本民族への目に見えるメッセージ(啓示)です。

神風串呂と神風串呂に昭示されている「神皇正統家」は日本民族の宝です!さらに研究を進めましょう!

一人でも多くの方に、神風串呂の存在をシェアして頂きますよう宜しくお願いします。

神風串呂を主宰しておられる神様は、天照大御神様ですので、串呂の存在を一人でも多くの方々にお知らせすると、天照大御神様がとてもお喜びになられます。

出典は三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』を始め『串呂哲学第一輯』『神風串呂』『串呂哲学』『串呂哲学と地文学』『神風串呂の解明』等、通算181号(いずれも神風串呂講究所発行、1955年~1971年) を参考にして、研究成果を加味しました。

🟡前号(№75)
🟢次号(№77)

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🟡最後までお読みいただき有り難うございます。
串呂哲学研究会 鈴木超世志
ブ ロ グ 串呂哲学研究会
メ - ル(shinpukanro024@yahoo.co.jp)
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