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私の小説集

30
キューティー吉本が過去に書いた小説をまとめました。恋愛小説が多い感じです。
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記事一覧

きつイ奴ら ~先生にも、青春を下さい~:Vol.2 瞬間接着剤大作戦

「いやあ、中田君、婚約したんだって?」 教頭が懲戒免職になり、棚からぼた餅方式で学年主任…

きつイ奴ら ~先生にも、青春を下さい~:Vol.1 嵐山大三郎先生登場

春うららの四月、もうじきほころびそうな桜の花と、心地の良い春風。誰でも浮かれそうなこの季…

She Loves You:Vol.16 10 years

PC-6001mk2と、PC-1245を操ってたのが中学2年の時。当時、パソコンが使える…

She Loves You:Vol.15 eyes

私、はっきり言って自分でも新しい物好きの無鉄砲だと思ってる。学校で禁止されているバイトな…

She Loves You:Vol.14 青空

「ファイト、ファイト・・・」 体育の授業。いつも走り回ってる。そりゃあそうだ。私の授業は…

She Loves You:Vol.13 真夏のサンタクロース

はっきり言って、私は彼氏に不自由していない。なぜかと言うと、私の職場は若い男ばっかり。一…

She Loves You:Vol.12 Believe

京都の高校には、毎年春になったら春討があった。と言っても、別に先生やらPTAやらを相手に、学校環境の改善を訴えるわけじゃない。まして、賃上げ交渉をして、まとまらなかったらストライキならぬ授業のボイコットをするわけでもない。春討って言うのは、春季討論集会の略で、京都にある高校の生徒が色々な問題に対して討論を繰り広げるという物だ。うちの高校でも、授業を1時間つぶして、生徒会の抱える問題とか、校則の抱える問題とか、男女交際の問題とか、もうちょっと重たいテーマになると、同和地区が抱え

She Loves You:Vol.11 恋したっていいじゃない

僕の友人で、富田と言う奴がいる。こいつがまた、手に負えないぐらいの占い好きなのだ。どれぐ…

She Loves You:Vol.10 跳べ模型ヒコーキ

カーブを通過する度に大きく揺れる、小さい電車。今時めずらしい、車内が全部木でできている電…

She Loves You:Vol.09 いつかきっと

ふうっ、寒い。エアコンのタイマーが切れたら、寒くて眠れたもんじゃない。本当はエアコンの暖…

She Loves You:Vol.08 シンシアリー

いつも9時になったら消灯。電気を消されたら冷たいコンクリートの中に閉じ込められているよう…

She Loves You:Vol.07 夏が来た!

「ねぇ、今年の花火大会っていつだっけ?」 毎年夏になると、いつもこうやって直人に電話をか…

She Loves You:Vol.06 さくらの花の咲くころに

「そっかぁ、もう1年になるのかぁ。」 夕方、郵便受けの中に封筒が入っていた。何かと思えば…

She Loves You:Vol.05 やるじゃん女の子

ふわー、眠い。部屋のブラインドをちょっとだけ開けたら、朝日が差込んできて気持ちがいいな。フローリングの床の上に出来上がったしましま模様、なぜか幸せな気分になる。 私は大学生で、東京で一人暮らしをしてからもう1年になる。と言っても、別にはるばる田舎から出てきたわけじゃない。生まれたのも東京だし、私の通ってた小学・中学・高校と、全部うちのワンルームマンションの近所にある。親が金持ちというわけでもないし、ましてや喧嘩して家出したわけでもない。じゃあなぜ東京で一人暮らしなんてしてい