見出し画像

【入院2日目①】初めての妊娠で後期流産(死産)した

前回からの続き。


入院準備〜深夜3時ごろまで

以下、助産師さんからされた主な処置・対応を覚えている限りで。

  • 細〜〜〜い綿棒で鼻の奥をグリグリする、例のインフル&コロナ検査。陰性だった。発熱もなし。

  • 抗生物質の点滴を挿される。

  • 助産師さんからワンピースのような入院着を渡され、自宅から着てきたパジャから着替える。

  • 自宅からつけてきた夜用ナプキンを外し、タオルのような大きいナプキンとそのナプキンをぐるぐる巻きつけるT字サラシ(?)を巻かれる。下着も血だらけになる恐れがあるので脱ぐ。まだお腹が出ておらず、元々痩せている体型(BMI18)からつわりで妊娠前から−3kgだったこともあり、全体的にブカブカで収まりが悪かった。

  • 絶対安静のため、トイレに行っちゃダメと言われる。今トイレに行くと、赤ちゃんがボトンと落ちてくる可能性もあるらしい。医師と助産師さんで尿道カテーテルを挿れるかどうか話し合っていたが、私が強く「尿道カテーテルは嫌です;;」と希望したため、助産師さんが簡易トイレを持ってくる。そこでトイレをし、血の量や組織、赤ちゃんが出てきていないことを助産師や看護師が都度確認するスタイルになった。

  • 両親が帰る前にペットボトル2本のお茶を買って、助産師さん経由で私のもとへ届く。助産師さんがストローをさしてくれた。やさし。

  • 飲んでいる薬、最近の持病の症状について、夫や実家の電話番号などの確認

  • 入院部屋の希望を聞かれる。この時点で入院期間は不明で、長いと2週間くらいかかると言われた。悩んだが、都内でも有数の大きい病院にも関わらずこの病院はかなり古い建物で「出そうな👻」雰囲気がするので、とりあえず大部屋を希望した。霊感は幸いゼロだから、出ても気づかないけど・・・高校時代に入院したときも怖かったので大部屋にした。

  • 深夜の緊急入院だったので、手続きや入院に必要な物は翌日両親が持ってきてくれることになる。

  • コロナで面会規制をしているため、面会できる人は家族のうちの1人、30分だけだった。手続きや荷物を持ってきてくれるのは両親だが、面会枠は夫にする。

だいたいこんな感じのことを0時〜深夜3時まで行った。
この間も、助産師さんが「旦那さんと電話してて良いですからね!」と言ってくれたので夫とビデオ通話を繋げていた。
深夜3時ごろに病棟へお引越し。てっきり大部屋へ移動するかと思いきや、もう腹痛はおさまってどこも痛くなかったが、私は「今すぐ何か起こってもおかしくない」状況だったらしく、ナースステーション真横の分娩室へ運ばれた。結果として個室だったので、好きな時間に通話できたのが本当に有り難かった。

朝ごはん〜主治医の診察

7:30頃


深夜対応してくれた助産師さんから、看護師さんに変わった。
朝ごはんを食べて、血圧を測り、採血をする。

朝担当の看護師さんがちょっとドジっ子で、配膳のときお茶を盛大にこぼした

8:45頃


妊婦健診でも見てくれた主治医の女医さんが、たくさんの看護師を連れて部屋へ入ってくる。
エコーで確認すると、羊水はやっぱり完全に無くなっており赤ちゃんの心拍は停止していた。ここで流産(死産)が確定する。
部屋にいる全員が悲しそうな顔をして、赤ちゃんの心拍停止を告げられたときは涙が止まらなかった。
私の腹痛は昨夜から全く悪化しておらず、なんなら何も感じないくらい普通だったが先生曰く子宮口が結構開いているとのこと。

9:00頃


主治医から夫へ電話するため、主治医のみ一旦退室する。
夫も夜の間に色々調べてくれたみたいで、「いつごろ分娩になるか」「母体への影響は」「今の私の体調」を聞いてくれた。
16時頃の分娩が予想されて、今日赤ちゃんが産まれるかはわからないけど50%くらいの確率で出てくる。麻酔を使用せず、最も自然な分娩という方法で赤ちゃんを出す。
ただ、赤ちゃんが出てくるまでに時間がかかればかかるほど感染症の可能性が高くなるため、抗生物質の継続投与が必要。ここらへんの説明は改めて看護師さんからされ、私は手術同意書にサインをした。
手術同意書には「妊娠中期流産」と記載されていた。

10:00頃


別の診察室まで少し歩いて(絶対安静じゃなかったんかい)、またさっきの女医さんから診察してもらう。歩いた感じも、フラつきなどなかった。
ここで、自分がナースステーション真横の分娩室にいることを知った。
診察では多分、内診グリグリをされてラミナリアを挿れられる。

内診グリグリもラミナリアも、多くの人が「激痛」「痛すぎて泣く」と言っているが、どちらも全く痛くなかった。赤ちゃんがまだ小さいから?(赤ちゃんの大きさは週数どおりの17週相当)先生の手際が良かったから?悲しみで痛覚が麻痺していた?かは謎。
診察台から降りて着替え終わったあと、顔が涙と鼻水でべしょべしょの私に見かねて看護師さんが沢山ティッシュをくれた。

ラミナリアが蓋になるから、普通のトイレに行く許可がでる。ラミナリアを挿れたあとの歩行も違和感がなかったため、サイズが小さいラミナリアを挿れたのかも。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?