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ご褒美のない人生

ご褒美のない人生

 
 
 

子どものときは 
 

努力をしたら、

結果を出したら、

誰かの力になれたら、

優しくなれたら、

 
 

大人に評価され

ご褒美をもらえた。

 

小さなご褒美のときもあれば

大きなご褒美のときもある。

 
 

それがほしくて、

与えられたくて、

スタンプラリーのように

日々努力した。

 
 
 

そうやって育ったのに、

大人になると突然ご褒美はなくなる。

 

なくなるというか、

自分で自分に与えるようになる。

 

美味しいケーキを買ってみたり、

いつもより高価なお化粧品を買ったり、

旅行に行ったり、

 

自分で好きなときに好きなものを選べるご褒美は、

とても贅沢で

とても夢に溢れているようにみえた。

   

 

 

  

 

 

 

そして20代半ばになった私は

 

「結婚式」

 

というご褒美を手に入れた。

 

 

これを手に入れるための努力は数年に及んだ。

 
 

自分の家族

義理の家族

いろんな問題を数年かけて解決して、

 

心身すり減らして頑張った。

 

 

 

だって結婚式が待ってるから。

ご褒美が待ってるから。

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

なのに。

 

 

 

 

頑張ったのに。

 

 

 

 

 

ご褒美は現れなかった。

 

 

 

当日をすぐそこに控えた花嫁には

残酷すぎた「コロナ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ご褒美のない人生には

疲れたよ。

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