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怒りとの対話

非常に凹んでいた数年前。
アメリカの子ども向け認知行動療法ワークブック8冊を、数ヶ月かけて取り組んだ。
もはやアルバムよりもアルバム。大切な思い出の宝物。

久しぶりに”怒り”版を手にとった。
怒りに苦しむ方と話した後、他にできることあるかな..とちょと悩みつつ。。

時折、あまりにも怒りが消えずに自分が火傷しそうな方に出会う。


もちろん言葉では他者を責めているが、基本的には自分を責めているので私には怒りは当然飛んでこない。

「こんなことでイライラするのはイヤなんだ」
「こんなこと、したくないのにっ」

そういった感情。

イライラさせる人への怒りではないと何となく分かっていても、
こんなこと無駄だと分かっていても、
本当は自分に怒っているんだと分かっていても、
これが何らかの変化の前触れでと分かっていても、

呼吸法・瞑想・運動・気晴らし..どんなことをしたって、
どうにも止まらない時がある。
受け入れ難い時がある。

もう、いろんな角度から色んなこと試みるしかないんだけど..


ワークブックを見直して、少し驚いて、安堵した。


数年前、瀕死の気分で記した怒り。
今、全く記憶にない。。

この筆圧で、何について怒って書いていたのだろう..
全然思い出せない。。

だがしかし、
ワークブックに導かれるままに、何かを捨て去っていた過去は確からしい。

めっちゃ自由じゃん!!
あの人の怒りもいつか綺麗サッパリする道はあるぞ!

子ども向けは侮れず。


子ども向けとは、”子ども心に戻れるツール”。
子ども時代の諸々が刺激され、頭で理解する以上に解放されていってたんだなぁ..と今、強く思うのであります。








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