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多様性を受け入れる、とは?

ここ数年、あらゆるところで耳にする「多様性」。
社会人2年目でまだまだ部内での仕事が多いですが、あるメンバーとの馬が合わず、悩んでいるところです。

多様性(たようせい、: diversity)とは、「ある集団の中に異なる特徴•特性を持つ人がともに存在する」ことである。 英語の多様性"diversity"の語源は、ラテン語ではdiverstiasに求められ、この言葉は、最初には、一致可能なものに反すること、矛盾、対立、不一致、といった消極的な意味を有したが、第二義的に、相違、多様、様々な形になる、という意味も併せ持っていた。17世紀になって、消極的な意味が失われ、現在のニュアンスになったとされている。また、diversityとは、相異なる要素を有する、もしくはそれから構成される状態であり、そこから更に、異なったタイプの人々をあるグループや組織に包摂すること、とされている。

多様性 - Wikipedia

メーカーの研究開発に所属し、研究職として働いている私は、世間一般的には多様性があまりない≒同一性の高い環境にいると思います。
新卒採用は、理系の修士卒もしくは6年制大学を卒業した資格を持つ人(医学部薬学部など)だけだし、中途で入ってくる方々もそのようなバックグラウンドです。
ただ、出身大学や学部は様々で学生時代にやってきた研究内容は人それぞれといった感じです。

入社してからずっと思っていることは、周囲の人間がデキすぎていること。
これまでの人生で様々なコミュニティに属してきましたが、これまで出会ってきた人々の上澄みだけをすくって作りました!といっても過言ではありません。
私が入社できたことがキセキで、ずっと場違いなんじゃないか?と思いながら1年半仕事しています。
(採用担当や上司が、こいつを取ったの外れくじだったな…と思っていないことを願うばかりです。)

働きアリの法則はご存じでしょうか?
働きアリの集団はよく働くアリ:普通に働くアリ:ずっとさぼっているアリ=2:6:2で構成され、さぼっているアリを排除したとしても、それ以外のアリがさぼるようになってしまうといわれています。
この法則は人間の社会的集団にも当てはまるとされています。
が、私の周囲の人たちはどう考えてもよく働く人が全体の9割以上を占めているように思います。
そんな中で私は、周囲の人に食らいつこうと毎日毎日必死です…

上司が「このグループの人はみんな適応度が高いからこそ、社風に染まってしまいがち。新しい風を大切にしていきたい」というようなことを言っていました。
確かに、生産的な効率を高めていくために前例をしっかりと集めてルールやマニュアルをしっかりと作成したり、新しく配属された新人がはやく一人前になれるようにどんどん仕事を任せていきます。
ただ、プロジェクトのタイムラインや製造のスケジュールに間に合わせるために組織としての最適解を求めすぎて、同質化してしまっているのでは?とも思います。

多様性の話に戻しましょうか。
多様性を簡単に言うと、違いを否定しないこと、だと思います。
マジョリティに従うのではなく、マイノリティの意見も尊重すること。
ただ、それはお互いに対するリスペクトがあってこそ成り立つもので、マイノリティを尊重しすぎることでマジョリティ側ばかりが我慢することになるのは違うと思うんです。
なので、仕事のやり方が合わない・物事、時間の考え方の軸がずれている。かわいげのない同期への対応が難しくて難しくて仕方がない…
周囲の人とは仕事もコミュニケーションも円滑に進んでいるのに、その人とはどうしても会話がうまく進んでいかない。し相手がこちらの状況を察知して+αのアクションが見られない。
同期なので最近後輩ができたことにより、同期のその傾向が顕著に出てきてしまい、悩みの種となってしまっています。

ただ、冒頭で述べた通り、周囲の環境が安定しすぎていただけで、このちょっとした(だけど不満要素としては大きすぎる)違いは、外に出たらありふれていることなんだろうな、、、とも思います。

人を変えることは難しいですが、この異質を受け入れることが多様性になるから組織のためだ!と言われると違うような…
ちょうど来週面談があるので、上司ともこの問題について話してみようかと思います…

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