2021年振り返ります
まだまだ残り2週間以上あるので振り返るには気が早い気もしますが、2021年の振り返りをしてみます。
全体総括🟥🟨🟦分析
まずは全体的に振り返ってみます。今年した活動について記憶の断片を元に🟥🟨🟦の項目にわけてみます。
🟥🟨🟦のやり方はScratch Teamのメンバーから教えてもらったリフレクション方法で、日本語のラベルは今回私がノリでつけました。よくあるKPTとかKDAとかを言語ではなく色で表したと理解していますが、多様なバックグラウンド(多国籍・異年齢)のあるチームでは効果ありそうだなと感じています。
🟥 まずい
作業部屋の散らかり具合
車の復旧状況
執筆進捗
🟨 ビミョー
オンライン・リモートの仕事変化の影響
お金の管理
自分の方向性探ったり、自己実現的なアプローチ
継続性、計画性
🟦 よかった
新しいフィールド、コミュニティへの参加
アート関係の関わり
学校関係の支援
自分の学びにつながる活動
家族の健康
各色ごとのコメント
さて🟥ばかりだと凹むので、意図的にいいものは多めに3、4、5項目と絞り込んでみました。ざっくり見て見ると、作業部屋の散らかり具合がかなりまずい状況で、改善したいです。これには色々理由もあって車の復旧状況とありますが1年以上の間、車のエンジンを下ろして、ガレージで修理作業が滞っていることもあります。棚を動かしたい、物品を整理したい、でも車が動かない(ジャッキで上げてウマかけてるので転がすのも大変)という状況で、ガレージの半面が作業場という環境ではしょうがないかなという感じでスタックしています。
構想としては、機材関連の整理、物撮り配信用(テーブルの上で作業する様子、ロボット系ガジェットの動く様子)のスタジオ設営したい気持ちが強いのですが、その辺りがうまく回ってなくて、とても気持ちが折れています。
また、執筆関連では関係者各位に遅筆によってご迷惑をお掛けしています。ご理解ご支援いただきつつ進められるように頑張ります。新しい案件はこの状態ではすぐにはお受けできませんが、2022年半ば開始などで面白いことあればお声がけください。
🟨に挙げたことは、まぁ何とかなってるけどどうなのかというようなアイテムが並びます。オンライン・リモートワーク推進派を自負しており、2年近くはその状況ですが、自分にとっても変化であることは変わりないのでその影響は少なくないと感じています。気持ち的な面もそうですし、健康面も以前より強く意識しているのは間違いありません。個人的には昨年初頭に登場した音声ベースのSNS Clubhouseにはとても支えられていて、散歩中にルームを開くスタイルで、人との交流や運動不足解消に多くの方へお薦めしたいです。
Clubuhouseのアカウントはこちら
生活の変化が金銭面でも影響してきていて、オンライン・リモートに関すること、心の平穏を保つエッセンスには出費を惜しまない方針を貫いてきましたが、そろそろブレーキを掛けないと収支トントンでは済まなくなってきそうなので気をつけています。まぁ支出としてエンジンのオーバーホールを憧れのメカニックさんにやってもらったのもデカかったですが。
また、今まで対面でのワークショップやイベントを柱の一つとしていた身として、それがしばらく実施できない状況で、大きな位置づけで探っている自分の方向性や、その中で実現したかったことが半端になっている気もします。例えばオンライン上での露出強化などで始めたYouTube・TikTokなどでの動画発信や、SNSを惰性でなく使う方法、こちらのnote含む文筆の公開など飽きやすい性格も重なってか、継続性や計画性には少々難ありかなと感じています。
YouTubeチャンネル
2021年は24本の動画を公開しました。教室のチャンネルでもあげてたから、もっとやってる気がしましたがちょっと少なかったですね。
TikTok
こちらは86本の動画をアップして、284フォロワー/1,649いいねをいただきました。なんか頑張った気がしますね🤗
最後🟦は良いところだけなので手短に、新しいコミュニティという意味で地域に場づくりしているJimoKidsへ深く関わるようになりました。地域を軸に新しいつながりも生まれ、私の拙いスキルを求めてもらえることにも新たな喜びを感じています。
アート関連の関わりでは、積極的に時間を作り関心ある展覧会を見たり、作品を買ってみたりと消費側メインですが繋がれています。また自分の活動の子ども向けプログラミングの活動をアートの切り口で振り返ってみたり、メディアアートのワークショップなど実践することも試みています。
ビジュアルアート寄りの作品を集めたスタジオ on Scratch
そして個人の枠組みではなかなか難しい学校関係の支援も、所属するTENTOへのご依頼、NHK for Schoolの事業への参加、繋がりのある講師のサポートや豊島区教育委員会とのつながりなどで、小学校、中学校、高校(高専)等で、先生方、生徒たちへ直接など様々な講座やワークショップができました。
こうしたさまざまな活動を通じて新しいことを学ぶ機会も多くあります。まだ修了してませんがハーバード大学の名物授業CS50をオンライン受講しているのもいい経験になっています。後回しになりがちですが、家族揃って健康に過ごすことができていることにも感謝しています。公共の仕事をしている妻は色々業務も多忙そうだけど、子供も私も力を合わせて乗り切っている気はします。子どもの成長も目を見張るものがあって来年4月には小学1年生になることは感慨深いです。
はい、というところで総括は終わりです。あとは活動ごとの振り返りをしますので、ご興味ある方はお付き合いください。
子どもプログラミング関連の活動
私の活動の主な部分を占める子ども向けプログラミング関係の活動ですが、変わらず継続中です。
プログラミング教室
ジョインしてから3年くらい経つプログラミングスクールTENTOは十周年の節目も迎え、昨今力を入れているオンラインコースへ軸足をかなり移して来ています。夏には最も歴史あるさいたま教室を閉じることとなり年内もう一つの教室も閉鎖予定です。興味を持って参加してくれる講師も増えて来てそうした方に技術面、マインド面でどうやって子どもと関わるかを伝えることを使命と感じています。
OtOMO
私独自の活動の一つOtOMOは変わらず休眠のような昨今どおりの具合です。今年もScratch公式サイトでの年賀スタジオを開催してますので是非ご参加ください。13年と長い付き合いになって来ましたが、もう一歩何かしたいところです。
執筆出版関係
2021年に世に出たものを振り返ってみます。
はじめようAIプログラミング
昨年、石原淳也さんと共著でScratchを使った機械学習プログラミングの本を書きました。その本にGoogleの教育関連のチームから共感をいただき、GoogleのツールTeachable Machineを中心にした機械学習に実際に使って応用してみるという無償の冊子を出しました。
PDFは下記ページより無償で配布中です
関連のコンテスト・ワークショップなども実施されて、そうしたところに参加した方々の作品など興味深く見ています。
私がワークショップ等も実施可能ですのでご興味ありましたらお声がけください。AI活用を考える大人にも有効かなと思います。
書籍関係、他になかった
よく考えると今年は執筆案件(ありましたが)まだ世に出ていない状況でした。色々気を取り直してやっていきます。
他言語化のお話をいただいた本もあって様子は気になってます。いずれもアジア系なので英語圏に進出したいですよね。著書一覧貼っておくので日英訳をお得意とする方いらっしゃいましたらご検討ください。
子どもプログラミング喫茶
プログラミングワークショップを企画して開催するのは大変だけど、イベントなどでプログラミング体験コーナーを作るなら結構できそうだよね、というアイディアで始まった子どもプログラミング喫茶も気づけば5年間ほど活動しています。今では関西、四国と支店が増えて継続的に開催できています。ここ2年はオンライン開催も経験し、ちょっと視点を拡げた子どもプログラミングパークといった取り組みも生まれてきて、Maker Faire Tokyo・Kyotoなどで実施していたりこの先もちょっとワクワクしています。
子どもプログラミングパークの活動に関して、micro:bit LIVEというオンラインイベント向けに一緒に活動中の若林健一さんとお喋りした動画がありますのでご覧ください。
GIGAスクール関連
一昨年関わった豊島区教育ビジョン検討委員会で教育委員会というものを垣間見ましたが、そこでお世話になった方とGIGAスクール構想に関する豊島区の取り組みの様子を伺ったり、放課後週末等、私たち学校外の者がどう関わっていけるか考えながら活動しています。これに関しては後述するJimoKidsでの実践が立ち上がりつつあるので個人的に楽しみにしています。そしていよいよ来年度からは自分の子どもも1年生になって当事者にもなることは不思議な感じでもあります。
地域とのつながり
リモートワーク中心となり、生活圏が狭まり地域をこれほどみて歩くことはまるで今までないことと感じています。
朝の散歩部屋
これは、ClubhouseやTwitter Spacesでの取り組みなので、朝の始業前(8:30〜)を中心に、健康維持のために歩いています。ただ歩くだけでも効果的かとは思いますが、その時間お喋りしながら歩けたら楽しいなとそうした音声アプリ上でルームを開いて、毎日色々な方にご参加いただいています。ただの雑談が身近なことの考察になったり、話すx歩くの相乗効果で肺活量キープなど結構自分としては心身ともにこれに助けられています。ご興味お持ち頂けましたら是非ご参加ください。
JimoKids
自宅から至近のスペースを利用してご近所さんが大人・子どものための場所を開きました。何らか関わりたいと考えていましたが、活動の方針や先々の話などをするに至り、最近はどっぷり身を置いています。
学校向けの研修・出前授業
TENTOへの依頼があったり、NHK for School の学校向け研修に講師として関わらせてもらったりして、全国各地の学校で、生徒向けの授業や、先生向けにプログラミングを授業に取り入れる方法についてお伝えすることができました。
ご依頼お待ちしてます
個人宛にご依頼いただくのは難しいかもしれませんが、私の現在所属する株式会社ロクナナや、TENTO、Switch Educationなどなど、各事業者を通じてご対応することもできますので、お気軽にご相談ください。
学んだこと
こうした活動を通じてさまざまなことを学んでいますが、その中でも記憶に残る物をいくつかピックアップします。
英語論文を読むオンライン勉強会
普段なら避けて通りたいと思うかもしれない英語論文ですが、海外の文献をみんなで読めば怖くないということで参加してみました。「Cultivating Interest and Competencies in Computing」という論文でなかなか読み応えがありました。そこへ参加していた方との繋がりも今後に活きてきそうで楽しみにしています。
CS50x(ハーバード大学オンラインコース)
昨年も挑戦して、忙しさでスルーしてしまったコンピューターサイエンスのオンラインコースですが、今年は駆け込みで受講修了しようとしています。このnoteを書いている時点でまだ進捗率50%程度でまずいのですが、なんとか終わらせたいと思います。
内容は手の込んだ2時間の講義動画と、講義内容を理解していれば簡単な課題(ただし聞いただけでは無理という絶妙なバランス?)をよくできた独自のIDE(しかもクラウド上)でプログラムの作成からセルフチェックに提出までする仕組み。このスマートな受講スタイルに感心するばかりです。
これまでにコンピューターサイエンス教育を受ける機会がなかった(正確にはあったが、当時そこまで重視していなかった)自分にとって何か取り返しているような感覚で受講しています。
手を体を動かす系の仕事
なんでも屋さん?
とくにJimoKidsへの参加によってDIY的な体を使った手を動かす仕事の機会が増えました。元々創作活動や自宅関連のDIYでなんでもやっちゃうタイプなのですが、それが仕事として必要とされるのはありがたいですね。
コンピュータ関連の仕事とのバランスなど、いい感じに交互にあるとどちらにもいい影響があります。
車の修理
自分の車は好んで古い型式のに乗っているのですが、この2年ほど故障してました。修理もなるべくDIYでと取り組んでいましたが、今回はちょっと時間をお金で買い一部をショップに依頼したりしています。しかし最後は自分の時間の作り方の問題か、結局年を越してしまいそうで、いろいろ難しいなと思っているところです。早く復活して乗れるようにしたいですね。
こうしたことに楽しく協力してくれる友人がいることも感謝です。
創作活動
これと言って、作品を作ったわけではありませんが、色々種のようなものはでてきました。今後こちらも動かしていきたいところですね。今の主な活動である、子どもたちにプログラミングを伝えるということももとを辿ればこういったものづくりや創作の延長、手段の一つとしてといったことが言えるので、自分はこんなことやっているよと言える何かを続けていきたいです。
最後に
ここで全文ですが、今年一年みなさんにおせわになりました。
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