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現代の信用って何だろう?

こんにちは、QoiQoiの大橋悠太です。
今回は少し真面目に“信用”というものについて考えてみたいと思います。
世の中信用が大切だと、近頃よく目にしたり耳にしたりするのですが、その【信用】とは何を指しているのか、どうしたら信用を得られるのか、自分なりに考えて整理してみたいと思います!

ではいきます。

目次
1、信用はなぜ大事?
2、現代の信用とは何だろう?
3、僕らにもできること
4、まとめ


1、信用はなぜ大事?
信用が大事だ。とは言ったものの、そもそも信用とはどのようなモノなのでしょうか? 広辞苑で調べて見るとこの様に書いてあります。

【信用】
信じて用いること。

シンプル!
シンプルというかそのまま過ぎて逆に何も分からない。
意味が近い【信頼】という言葉も調べてみました。そちらはというと、

【信頼】
信じてたよること。

おい! 広辞苑さんよぉ!
という訳で、この2つについて自分なりに考えてみました。
信用という言葉は、「信用取引」や「信用貸し」「信用金庫」など物や客観的なデータに基づいているイメージがあります。
信頼という言葉は、「信頼関係」や「信頼を得る」などその人の印象や目に見えない感情など主観的な判断に基づいているイメージがあります。
まとめると、

大橋にとっての【信用】と【信頼】の定義

【信用】
物やデータに基づく客観的な判断。過去や現在までの行動や状態を基準にする。
【信頼】
印象や感情に基づく主観的な判断。現在の関係性や状態を基準にする。

つまり、信用は積み重ねられるが、信頼はその都度判断されるモノである。と僕は理解しています。
信用は積み上げてきたものが強固であれば、一度や二度のミスでは崩れないかもしれませんが、信頼はたった一度のミスで崩れ去ることもあると思います。現に僕は自分の舞台の出演を頼む人に関しては、結構シビアに判断するようにしていて、その人の演技力に関しては信用しているし素晴らしいと思っている方が何人もいますが、自分の舞台には絶対に誘わない人が何人かいます。人間としては問題なく付き合えても、仕事としては信頼できない部分があるからです。
そのまた逆もしかりで、ミスをしてしまった現場の方からはその後一切お誘いが無かったりというは結構あります。

で、ここでなぜ【信用】は大事なのか。という話に戻って考えてみると、【信頼】は、得ようと思って頑張っても報われない可能性がある。それは相手の判断に委ねられているからです。
仕事関係で信頼は非常に大切ですが、自分でコントロールできるものではない
一方で【信用】は、作ってきた作品やその成果によって積み重ねた実績がモノを言うので、自分の努力によって得る事ができる。もちろんとても大変ではありますが、主体が自分にあることが重要です。
そのようにして積み重ねた信用によって、信頼を得ることに繋がっていくこともあるでしょう。

そしてまた現代では【信頼】がお金の代わりになっています。
クラウドファンディングや月額課金制のオンラインサロンなどは、まさにその人に対する【信頼】がお金として可視化されたものだと思います。
そしてその信頼というのは無限ではなく、信頼をお金に換える為には常に新たな実績や事業、結果を出す事によって【信用】を貯め続けなくてはいけない訳です。
だからこそ【信用】が大事なのだと僕は思っています。


2、現代の信用とは何だろう?
では次に、現代では具体的に何が【信用】と呼ばれるのかを考えてみたいと思います。
現代では、一昔前にはなかった様々な職業が生まれています。
ユーチューバーやブロガー、インスタグラマー、ティックトッカー等々、一般的な労働とは違う形でお金を稼ぐ人達がいます。
それらの根幹にあるモノは実は【信用】だと思うのです。
ここでいう信用とは、どれだけ継続的に更新しているか、そしてその人自身の人間性が見えるかだと思います。
昔は作ったもの自体の素晴らしさや機能性、質といったものがダイレクトに評価されて、ある種リスペクトされるという形で【信用】が成り立っていたと思います。
しかし現代は、作ったもの自体ではなく、作る本人が楽しんでいるか、どれだけ本気で取り組んでいるか、という部分に共感や感情移入するという、より作り手と受け手の距離感が近い形で【信用】が成り立っていると思います。

なので良い作品(結果)を作るというのは当然必要で、それにプラスして、人間性や自分たちのストーリー性(ブランド)を伝えていく事が【信用】に繋がっているのでは、と考えています。

現代の信用とは、人間性やストーリー性の継続的な発信なのではないでしょうか。


3、僕らにもできること
さて、そんなことを考えている僕ですが、自分たちには何ができるのかを最近は考えています。
僕個人としても、相方の吉次にしても、コロナ禍で多くの人が始めたようなユーチューバー的な発信の仕方は向いていないなと思いました。
理由としては、カメラの前に立つことの不慣れさと、動画編集の不慣れさから継続していく事が難しいと判断しました。

じゃあそんな僕らにもできることはあるのだろうか? そう考えた末に思いついたのが、この『note』でした。
元々二人とも、大学を論文を書いて卒業しているので、文章を書くことには苦手意識はありませんでした。そして文章であれば、一言で言えない自分たちの理念や活動のストーリーなどを、さまざまな角度から表現できるのではないかと思ったのです。

現在一日一回の更新を目標にnoteに記事の投稿をしています。
記事を読んでもらったり、いいねを貰えることがモチベーションにもつながるので、書くことやその為に知識を新たに仕入れる事が楽しくなってきています。
ゆくゆくは動画やラジオなどもやっていきたいと思っているのですが、まず自分たちにも継続してできるこのnoteで、自分たちの人間性を伝えていきたいと思っています。
実績はまだまだこれから積み重ね行く途中ですが、こうした発信が【信用】へとつながるように自分たちの活動を日々考えています。

現在制作中の新作「Scrap and…?」では、質の部分でも【信用】を得られるように稽古と勉強を重ねていますので、noteで僕らの活動を追っていただくと同時に、実際に作り上げたモノも見て頂けたら嬉しいです!
また、今後どこかでnoteを続けた結果【信用】が生まれたのか? など結果の検証なども行っていきたいと思いますので、楽しみにしていてください。
結果出します!


4、まとめ
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
信用の大切さと、現代の信用について自分なりの考えをまとめてみました。
【信用】=人間性とストーリー性×発信×継続性
というのが、僕の考える現代の【信用】の作り方である、という話でした。
読んでくださった方の中に、同じように発信しようかと迷っている方がいたらぜひ挑戦してみてください。
応援します!(コメントなどしてくれたら嬉しいです、noteやSNS見にいきます!)

信用についての話でした。
ではまた。

QoiQoi 大橋悠太


QoiQoiプロフィール
2018年2月9日に大橋悠太と吉次匠生によって結成されたアートユニット。 当初はano(アノ)として活動していたが、2020年10月1日より団体名を改めQoiQoi(コイコイ)として新たな活動を始めている。

また、「想像力を創造する」を信念に演劇、映像、インスタレーションなどさざまな分野を飛び越え作品制作を行う。団体名のQoiQoiもquality of imaginationが由来である。 また、社会問題から個人の体験まで幅広い事象を可視化し、常に観客に「当事者性」を提示する作品作りが特徴である。

このnoteでは作品制作のことを中心に、被災地のことや原発のこと、その他考えたことなど、読んでくれている方へなるべく為になるような記事や僕らをより知っていただける記事を書いていくことを目指しています。
もしも気に入った記事や活動の参考にして頂けたら、スキやQoiQoiをフォローをしてもらえたら嬉しいです。
また、僕たちの活動を応援・サポートしてくれる方を募集しています。
サポートして頂いた資金は現地取材や稽古など全て作品作りに使用させていただきます。
今後とも我々QoiQoi(コイコイ)をよろしくお願いいたします。

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