見出し画像

勉強とメンタル疾患の治療に共通点があった


"英語はどうすれば話せるようになりますか?"
"うつ病はどうすれば治りますか?"

よくネット上で見かけるシンプルな質問だが
答えはシンプルではない

あえてシンプルに答えるとすれば、
"わからない"
と私なら言うだろう。

何かを学び、習得することと
メンタル疾患を治療することは
全く違う分野だが、
やり方は人によって違う
という点では同じだと思う。

例えば、カナダに住み
英語学習を朝起きて寝るまで
365日欠かさずやり、現地の人としか
話さなければ、おそらく1年前よりは
断然話せるようになっているだろう。

しかし、正直その環境を作れる人は無に
等しいと思う。
学校に行ったり、仕事をしたり
家事をする時間は簡単には削れないし、
娯楽の時間だってたまにはいる。
海外に行く為のお金もいる。

だから、
英語教室で個々が専門的な指導やアドバイス
をもらい効率的に能力を伸ばしたり、
参考書を買い込んで毎日空いている時間に
コツコツと学習したり、
お金があれば留学やワーキングホリデー制度
を使い限られた期間の中で
自分を奮い立たせて英語習得に励もうとする。
正確には、どれか一つをやるのではなく
その人の生活の形や性格に合うように
試行錯誤し、やり方を色々と組み合わせて
習得していく
のではないだろうか。

メンタル疾患にも沢山の種類があり、
例えばうつ病でもそれぞれの過去や
病気になった原因、経済的立場、生活環境
などその他様々な背景があり

一概にこれをすれば治りますという
簡単なものではない。

病院に行き、カウンセリングを受けたり
薬を飲んで治る人もいれば、
本を読むなどして自分の力や近い人の協力で
改善させていく人もいる。
人の助けを得られない人や、
お金をあまりかけられない人、
治っていなくても働かざるをえない人も
たくさんいるだろう。


勉強もメンタル疾患の治療も
他人の力を借りることはできるが、
大事なのは
自分がどうなりたいかという
目標(ゴール)と

自分の性格や生活環境などを
客観的に考えてみることで、
それらができてはじめて
アドバイスや手助けを
最強に効果のあるものにできるのだと思う。

もちろん、
厳密に決めてそれに固執してしまうのも
過度なプレッシャーを与えてしまうので
あまり良くないと思う。
自分の心や環境の変化にしたがって、
柔軟にやり方を変えていく
ことができたら
きっととても前に進みやすくなるだろう。 

今回は私に身近な話題の勉強(特に英語学習)と
メンタル疾患を例に出したが、
他にも当てはめられることは
たくさんあると思う。

私自身もよく溢れる情報をあれもこれもと
取り入れようとしてしまいがちだったので、
ただQ&Aの答えを無闇やたらに
参考にしていくのではなく、
自己分析をしたうえでそういったものを
活用していこうと思う。 


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?