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レースで5着目指してるんで応援してください。

Voicy No.0243  2022年11月25日放送 
本文を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ

たとえどんな状態だとしても、人に応援してもらいたいなら目標だけは高く設定してください。目線を高くして能力をあとから上げていくのです。


せめて目線だけは高く。


商売とかブランディングを
うまくやっていくには
テクニックでできると思っている人がすごく多い。

やり方は知ったほうがいいけれど
ビジネスや人生で
今いるステージとか状況から壁をぶち破って
もう一段階上に行ける人行けない人は
商品サービスは同じくらいで
テクニックもそんなに大差がなくても
差が出るときがあります。

では、何で差が出るかというと
考え方です。

これは本が出ていたかな。
「貧乏という病」という捉え方があって
貧乏なのは
気持ちと環境を合わせた複合的病気
みたいなものです。

オレもそうだなと思う節はやっぱりあって。

お金稼ぎの方法がうまいか下手かではなく
「貧乏とお金持ち」みたいな分かれ目が
あったりもします。

これは親の経済状況とか教育の問題とか
地域の問題があるから
自分の考えを語るには時間が短いし
メインテーマにそぐわないので割愛しますが

考え方、捉え方によって
お客様や周りで協力してくれる人が
全然変わります。

ビジネスはいい仲間と組む
勝てる仲間づくりじゃないですか。

なので、本人の能力だけではなく
いい人が協力してくれるかどうかです。

人もそうだし
いい会社が組みたいかどうかでしょう。


日本人の謙虚さがブレーキをかける。


ここ数週間
自分の関係先のクライアントとか
コテツゼミ関連で面談をしていて
すごく強く思ったことがあります。

やっていらっしゃる仕事は素晴らしい。
取り組み姿勢も素晴らしい。

ただ「自分は、これぐらいのことが
できると思います」という断言が
できない方が結構いる。

その人の口から出てくるビジョンとか覚悟
狙っている目線の高さの伝え方が
一言で言うとしょぼいから
協力する気が起きないことがある。

これは日本人特有の謙虚さが
ブレーキをかけているのかなと
思っています。


5着になるから応援して?


今回のテーマのタイトルの
「レース5着を目指してるんで
応援してください」
というフレーズですが

それで応援したい人って
いないじゃないですか。

例えば、自分がトラック1周のレースで
16人で走ります。

架空のスポーツの話ですけど
たいして親しくもない人に

「今度の日曜日、競技場に来てくださいよ。
オレ、走るんですよ、16人で。
絶対応援に来てほしいんです」。

「そうなの。コテツ、君速いの?」
となったときに

「まあ現実的には7着。
だけど自分は5着目指して走るんで」
みたいな。

悪い言い方じゃないと思う。

これは日本人同士でいえば
1位になりますと言えば
はったりとか
できもしないことを言うなとか
かっこつけやがって
となるでしょう?

でも、競技場に足を運んで
声援してほしいなら
相手のカロリーを使うわけだから

その出したカロリーに対して

「強敵はめちゃ多いですけど
とにかく今回1番になりたいので
一度競技場に足を運んでもらいたいです。
優勝したら、満面の笑みで
必ず客席のあなたを見つけますので」

1着になるなら
足を運ぶ方も多いじゃないですか。

面接でも本当にそうですが
日本人はできるけど「できない」と言う。

やってきているけれど
実績をやや小さめに控えめに言う。

それは自信がなかったり
やってみてダメだったときに
突っ込まれるのが嫌なのだろうと思う。

自分の場合
1つ目はITの会社をやっていたので
5カ国ぐらい外国の方を
雇用していました。

そうすると
みんな面接で「できます、できます」
と言うんです。

「マーケティングやってました」
みたいに言うけれど
実際にやったら
できないことがあるわけ。

そこで「できないじゃん」と言われて
彼らはどうするかというと
「今回たまたまできなかったから
もう一回チャンスをくれ」
と言うわけです。

これは考えようによっては、
「できもしないことを言いやがって」だけど

致命的な問題にならない限りは
問題は起こらない。

1回目に打席に入って空振りして
尻餅付いて、3球3振で戻ってきて
3回ぐらいそれをやっていたら

さすがに監督に
「おまえ、少年野球のときに首位打者で
めっちゃヒット打つって言っていたよな」
と言われてしまいます。

それでも
「いや、たまたま先週から腰が痛かったので
3打席3球3振で
尻餅付いてこけちゃったんです。

自分はスロースターターなので
大体4打席、5打席目ぐらいから
エンジンがかかってきますので」と言って
4打席目、5打席目も立たせてもらう。

それを言わないと打席が来ないのです。


チャレンジしていこう。


中小企業とか、あまり今調子のよくない
業種業態のビジネスの人が
お金もあまりない
もしかしたら技術も足りない
となったら

高い志で
「面白いことを本当にやりたいです」
と言う以外ないと思う。

でも日本人は
逆をやってしまうのです。

お金もない。
実績もない。
いろいろ足りてない現実がある。

そうなったら「足りてない」
と言ってしまうのです。

いやいや、
お金もないし技術も実績もないなら

「1着取りたくてやっています
もし協力してくださったら
自分のお客様になっていただいたら
最大限そこを目指してやり切ります」
とせめて言って、やってみる。

こう言うと
「ダメだったらどうするんですか」
という話になるけれど

ダメだったら怖い。
そういう取引先とかファンの方
お客様に愛想尽かされたら怖いから
そこに向かってやろうと思うでしょう?

ニワトリが先か、卵が先かの話です。

これは商売に限らず
今の日本にも絶対に必要だと思っていて。

やれ少子化だとか
社会的には政治が硬直化しているとか
ダメになりそうな理由って
暴風雨ぐらい降ってきます。

降水確率100%ぐらいで
今日本で何かやろうと思ったらね。

ただ
自分がこれから取り組むことによって
少しは変えられる可能性があるならば
それを言った上で
チャレンジしていったほうがいい。

悲観的な予測をしてやるのと
ダメだったらダメだったで
結局0地点に戻るのは全く一緒。

ですからビジネスをしたり
自分の何かに協力してもらいたい人は
高い志を口にしていったほうがいいのです。

以上、久々野智小哲津でした。

本文は
コテツがVoicyの「ブランディングと商売の話」で語った内容を
文章化し加筆したものです。
Voicyアプリをダウンロードして『コテツ』で検索、無料で聴けます。
本文を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ。

久々野智小哲津
二十数年にわたり、のべ7社ほど(8社目準備中)会社を経営。ITの会社を大きく成長させた後、新規事業でさまざまな事業を立ち上げ、フランス、イタリアを中心にヨーロッパからブランドを日本に持ってきたことをきっかけに、ブランドづくりができるようになった。
海外ブランドの日本進出や、日本国内の会社、サービス、商品、人(タレントさん、議員さん、スポーツ選手など)のブランドプロデュースにも関わっている。
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