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情報収集のコツ ブレーンをつくる


「小哲津トーク飯」参加者募集中
(募集は終了しました)



コテツと一緒に食事を楽しみながら、皆さんの質問にお答する会です。

2月27日(月)18時半から2時間前後
場所 恵比寿駅から徒歩2分
参加費 5,650円(コースと飲み放題付き)

参加料だけで相談料は不要。
少人数制で、事前にいただいた皆さんの質問に答えていきます。

半年に1回募集しているコテツゼミは、外に情報を出していません。
ですから実際に話してみないと、コテツとの相性もわかりませんよね。

コンサルやゼミに興味のある方が
お互いにトライを続けられる関係になれるか。
食事会が、そこを確かめる時間になればと願っています。

参加希望の方は、こちらからどうぞ ↓↓↓

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Voicy No.0115 2022年2月4日放送

繰り返しはしたくない。


商売やビジネス、ブランディングでは、アイデアで新しいものを思いつくこと。それを速やかにがんがん行動していくこと。このチャレンジの2つで道を切り開いて新しいステージに上がっていきます。

同じことの繰り返しは、今は破滅の道です。

それがなぜかはメインテーマではないので長々説明はしませんが、日本は高度経済成長の時代も終わり、人も増えないとなれば、今までと同じように同じものを売り続けていたら、じり貧になるのは構造的に明らかです。

ですから、新しいアイデアで、速やかにがんがん行動するのが大事だと思っています。

オレは同じことを繰り返すと飽きてしまうんです。コテツ的なビジネスの好みを言わせてもらうと、「絶対に儲かるよ」というオールドスタイルのビジネスモデルを勧められても、やりたくないという感じです。

今アドバイスしているのは個別のクライアントが30くらい。全部業種が違って、グループコンサルで担当している7社7名の方も全部業種が違う感じで、同じ業種業態を繰り返さないようにしています。

スーパーをやって年商560億~950億ぐらいまで伸ばせたときに、「勝ちパターンができたら、それを繰り返しやれ。全国のスーパーをそのやり方で回ればいい」とアドバイスしてくださる方もいましたが、オレは、いったんスーパーはいいかなと思ったのです。

新しいことにチャレンジしていくのが、生き方とビジネスのスタイルとして好きだからね。


こういう人に話を聞いている。


その上で新しいことをやろうとした場合やっぱり情報が必要で、情報収集に関しては、かなりいろいろ工夫してやってきています。

アイデアを提供して人をつなぐことも、商品やサービスの一部。
ですから情報収集は常にやっています。

今日話したいのは、「ブレーンはいますか」ということです。既にこの時点でぴんとこない人もいると思いますが、オレにはブレーンがいます。

26歳で会社を始めて、20年以上さまざまな会社をやっていますが、常にお金を払ってアドバイスいただき情報提供してもらっています。ブレーンとは、アドバイザーであり自分をしかってくれる人です。

20年~30年経営をやっていると、ちょっとうまくいったりしたときに、しかってくれる人が必要です。ですから、ブレーンを自分は必ず置くようにしているんです。

お金を払ってお願いしているアドバイザーも情報収集をするために会う方も、自分の中でリスト化し、こういうことに関してはこういう方の意見をお聞きしようというのが自分のリストにあって、ブレーンの方に会うというのが自分の情報収集で結構重要なポイントになっています。


10代~20代の女性と会う。


今日は2種類のブレーンのお話をします。

情報を得るために人に会うということだけど、1つめに自分がやっているのは、10代、20代の女性に会って、常に何が面白いと思っているのか聞くようにしています。

これからオレの独断と偏見に基づいたことを話すので、異論反論は勝手に言ってください。

ビジネスや経営を一生懸命やっている人が年齢とキャリアを重ねていくと、権威と理屈の味付けが強くなります。賢いほうが偉いとか、理にかなっているとか、年商が多いとか、何々賞を取ったとか、権威と理屈がだんだんみんな好きになる気がします。

気を付けてはいますが、オレも絶対に昔に比べればそうなっていると思う。

10代、20代で特に感度が高いのは女性です。権威というのは「○○先生がいいと言った」とか、「誰々社長も使っている」とか、単純に「高いとか材質がいいとか買う理由」とか、やっている理由を年齢が上がっていくと、ごちゃごちゃ付けるわけです。

そうなっている人を批判したいのではなくて、オレもなっているから、それではダメだということです。一個一個に小理屈をこねたくなるんだよね。

それが10代、20代の女性だと「偉い人がいいと言っているから」ではなくて、しょうもなくても面白いものとか、周りのイケてる友達がいいと言っているものに興味がある。

そのまま広がっていかないものもたくさんありますが、「へえ、そういう視点?」みたいなことがやっぱりあるわけです。全く違う価値観で生きていて、直感とか、かわいいとか、美しいとか面白いとかに全振りしているのがものの基準で、それは情報として、すごく面白い。

これは部分の話になりますが、この前話した方はFacebookを見たことがないそうです。スマホにアイコンがない。Twitterも5年前に辞めた。

10代、20代の方は「Twitterってなんでやっているんですか」みたいな感覚です。「Facebookは年配メディアだし、Twitterも何を言いたいんですか」と言っていました。

若者が言っていることに耳を傾けることがいい、といっているわけではないのです。まあ面白いじゃないですか。Twitterのフォロワーマウンティングを一生懸命やるのは、ビジネスをやっている方とかフリーの方、中小企業の経営者には結構多いと思う。でもZ世代のさらに下の人には「アイコンがない」状態です。

変な表現だけど、「家に高性能ファックスがある」と言われても困りますよね。オレは家にファクスがないんだけど、そういうズレ感が多分ある。

否定的な意見を聞こうというのではなくて、「最近買ったものは何なの」という話をするわけです。すると全く独自の評価基準で、しょうもないものを買っていたりします。そういう情報収集が1個。これが10代、20代の女性から情報を得ている理由です。

同業者や同世代で群れたり同じかいわいで付き合うというのは、自分の立場を高めるために今はいいでしょう。けれども、先々に対する投資にはならないとオレは思っています。全然違う世代、違う業種職種、違うかいわい、自分が名を上げていっている場所と違うところの人と付き合うことが、大事だと思っているのです。

戦争を経験された年代の方がかなり亡くなっています。そういう方と接点を持って話を聞きたい。別に戦争反対的な話をしたいわけでもなくて、自分と全く違う時代背景の中で思ったことを直で聞くことは、その方たちが亡くなったらできないので、やっています。

もちろん、これは人によって全然違うので、同世代の同じ地元の同じ中学の人と話して、ずっと同じ仲間とやっていきたい人もいると思います。

でもオレは全くそういうのには興味がないというか、狭い世界でしか会話をしないのはもったいないと思っていたので、他の年代の人、昭和1けた生まれの方とも話したい。


その道の鬼才と会う。


もう1個が、その道の鬼才です。各分野の超一流ではなくて、その世界におけるオンリーワンポジションを取っている人と会って話してみたい。

例えばメタバースとかNFTとかアートとかテレビ業界、スキャンダルの週刊誌、ファッション、食、いろいろな分野があります。そこで一流というと、みんな名のある人の話を聞きたがるんですが、オレは本当に自分の考えで独自の路線でやっている人から情報を収集します。

それには「会って話をする」です。
「そういう人とどうしたら会えるんですか」となりますよね。

各分野の鬼才、オンリーワンポジションを取っているような人と話をするとなれば、こっちも情報の出し合いに見合う生き方や仕事をやらないと相手がつまらないですよね。

それこそTwitterやYouTubeで見かけた、その分野のなかなかだなという人に急にDMを送って「会ってくれ」といっても、向こうも会う理由がない。ですから会う理由をちゃんとつくっておくことです。


ハウツーより価値があるのは?


情報収集のコツとして、なんでハウツーとかレシピとか、そのまますぐに使えるものを求めるのでしょうか。

レシピになって「これを見たら誰でもできる」というものはみんな使っているから、アイデアとか情報の種をもらって、それを結晶化していくぐらい時間と手間を掛けていく作業が必要なのに、多くの人は「すぐできるやり方を教えてください」というスタンスでビジネスの話をしたがります。でも、それでは大したことはできません。

オレが10代、20代の女性や各分野の鬼才、独自の切り口で活動している方に会って話を聞いたときに、飯をおごるなり、こちらも情報を用意して会ってお話をします。持っている独自の話を用意して、できる限りその方にメリットがあるようにします。

でも、こちらも1時間とか1時間半お話ししたりしていろいろ聞くときに、そこでハウツーが欲しいわけではありません。

オレは今アドバイザーのお金を払って相談する方がいて、その方と月2回、1時間半話して、年間で数百万アドバイザー料を払っています。月2回会っているということは24回、その中で1回ぐらいです。その中で、すぐにダイレクトに「これはこうだな」となることは。

ダイレクトに仕事につながるような紹介が行われるのは、1年に1回あるかないかです。そのために数百万払っているのかというと、そこにオレは価値を見いだしていないんだよね。年間24回会う中で、その人の話の中に、自分はさまざまな材料を見いだす自信があるんです。


どうやって会ってもらうのか。


「どうやって会ってもらうんですか」というと2個しかありません。1つは、自分が相手の欲しくなるような情報とメリットを用意することです。

オレの場合は、仕事を依頼するというやり方があります。お話を聞きたい、ご縁を持ちたい方に、フィーを用意して仕事のご依頼をする。

最初に、その方にプラスになるような、意義を感じていただけるような、ビジネス的なポジションづくりに協力できるのか。何がこの方にとってメリットになるだろうかを考えます。

向こうだって嫌でしょう。なんでおまえにベラベラ情報を話さないといけないんだよと普通に思うから。

なので、相手が欲しくなるような情報、生き様、仕事をやっておくことと相手にメリットを用意すること。相手に出せるメリットもなければ、自分が持っている特殊な情報がないとなれば、お金を払うだけです。

情報収集でヒントとして得られるものは、オレが付き合っていただいているところが本当に強い。それは10代の方だろうが20代の方だろうが、各分野の専門家の方や、その領域においてオーソドックスなやり方ではないチャレンジをされている方。

「どういう方と話すのか」となるけれど、それは控えさせてください。すると「その人に話を聞きに行けばいいですか」となるけれど、皆さんそれぞれの現状における課題感で決めてください。オレが話を聞いている方はものすごいと思っている方で、まれにあるお会いする機会やお食事の機会をとても有益に思っているのです。

友達ですかといわれれば友達の範ちゅうに入っている人いますが、仲がいいから何かやってくれというのは違います。すごく優しいからやってくださる方もいらっしゃいますが、それだけではまずいかなと思っています。

コテツのVoicyでは、さまざまなブランディングや商売について話しています。過去をさかのぼって「ブランディングって何なの?そもそもさ。」から聞き返していただけると、ビジネスとブランディングの能力が高まると思います。

以上、久々野智小哲津でした。

本文は
コテツがVoicyの「ブランディングと商売の話」で語った内容を
文章化し加筆したものです。
Voicyアプリをダウンロードして『コテツ』で検索、無料で聴けます。
上のVoicy音声は下のリンクからどうぞ!


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