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蒼蘭訣における金庸の影響

WOWOWオンラインでの蒼蘭訣の放映が1月いっぱいで終了してしまい、悲しい。もちろん、DVD BOXも購入し、先日、3巻中の第1巻が到着したのだが、DVDは好きな場面を飛び飛びで観るのに、一々DVDを出し入れするのが面倒である😅 閑話休題。以前、どなたかのブログで、陳情令には金庸の影響が沢山ある、と拝見したので、笑傲江湖を読んでみたら、実に面白かった。彼の作品を全部読みたいのだが、残念ながら全て絶版なので、図書館から借りてボチボチ読んでいこうと思う。 笑傲江湖を読んだくら

    • 星漢燦爛完走しての雑感(ネタバレあり)

      年末年始と成人の日を含む3連休で星漢燦爛を一気見したので、その感想など。 ストーリーとしては面白かった、56話と長いので、家庭やや宮中でのゴタゴタ、陰謀、戦闘等など様々な要素が練り込まれていたが、恋愛に関しては女主が男に頼って生きようなどとはこれっぽっちも思っていない現代女性脳なので、淡白な進行だった。星漢燦爛と同じく2022年のヒット作だった蒼蘭訣と比べると、蒼蘭訣では主人公達がお互いへの想いを自覚する前から、幻想的で豪華なCGを背景に、場面にピッタリのOSTが流れる中、

      • 女性向けマンガ・ドラマでやたら「溺愛」が目立つ

        前回、異世界転生系ジャンルの考察を書いたが、女性向け異世界転生系のラノベのタイトルにはやたら「溺愛」の2文字が目立つ。 そもそも溺愛とは、年齢や身分が上の者が、下の者を可愛がり、人目もはばからずにとことん甘やかすことだが、実際、異世界転生系ラノベでは王子や伯爵等が身分の劣る女主にぞっこんに惚れ込んで、ぶれずに愛し抜き、一方、女主は初めは男主の思いに気づかなかったり、愛せなかったりするが、段々とほだされていく、というパターンが多い。 最近私がはまっている中国ドラマも、何か溺

        • 中国ファンタジー時代劇、イケメンは何をやっても許される(ネタバレあり)

          Xに、現在視聴している星漢燦爛の感想などつらつらアップしていたのだが、私みたいな極小アカでも、検索でひっかかって、これから観る方々へのネタバレになるといけないので、こちらに移動。 星漢燦爛は折り返しまで来たのだが、凌不疑が少商との婚姻を一方的に進めている感じがする。少商の意志を事前に確認してから皇帝に許しを得るべきだったと思うのだが。これで凌不疑がイケメンでなかったら、視聴者には横暴で権力をふりかざしているようにしか見えないだろう。 蒼蘭訣でも、東方青蒼が、一人住まいのう

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          異世界転生もの(雑感)

          最近のラノベ、漫画は、本当に異世界転生ものが多い。紙でも電子でも沢山ラノベや漫画を読んでいるので、当然異世界転生ものも結構カバーしたが、玉石混交であるのを感じる。ほとんどは「小説家になろう」で連載し、人気が出たら漫画化、更にアニメ化していくというパターンが多い。 まず、ほとんどの作品では、主人公はトラックにはねられるなど不遇な死を遂げ、異世界に転生する。この場合、女性なら美人悪役令嬢に生まれ変わる場合が多い。破滅エンドを避けるために奮闘して、最後は愛を成就させる。意地が悪く

          異世界転生もの(雑感)

          蒼蘭訣感想諸々(ネタバレあり)

          WOWOWオンラインで蒼蘭訣を見終わって、今、盛大なロスの真っ最中なので、色々と気づいたこと、感じたことを綴っていこうと思う。 *衣装、小物、背景とかがゴージャス、CGも良い。何より魔王様初め美形な登場人物ばかりで目の保養。 *36話と中国ドラマにしては短いので、話のテンポが良い。中弛みせず、一気に観られる。 *中国ファンタジー版ロミジュリだが、命をかけた恋、なんて現代劇では重すぎるテーマもファンタジーなので違和感なく観ていられる。 *強い魔王に弱いヒロインが一方的に

          蒼蘭訣感想諸々(ネタバレあり)