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⑮保護者会、帰省で来年度について家族で話し合う―山村留学継続か修園か

<2021年度の回想録>
12月上旬に第2回保護者会が前回と同じ会場で行われた。面談のたびに、息子の知らない一面を知ることになる。一緒に過ごしているだけでは気づかない息子がたしかにそこにはいるんだなぁと思う。子どもたちが全員のいい所、良くない所をそれぞれ挙げて本人に伝えるという、ちょっと私からするとぎょっとするようなこともやったそうだ。他人から見た自分はどんな人か知るという具合だろうか。

そして、クリスマスも過ぎた27日に帰省。地元より短い10日間ほどの冬休みが始まった。休みの間は耳鼻科や歯科や床屋や3学期に向けた買い出し(スキーやスケートで使うものなど)など、年末年始をはさんで行かなければならないところがたくさんあってそれなりに忙しかった。それに村の学校は相変わらず宿題が多い。でも細やかな指導が親としては本当にありがたい。

しかし、それだけではない。学校の宿題以外で休み中の最も大事な宿題がある。

それは来年度の進路を決めることだ。

来年度も山村留学を継続するのか、それとも地元の学校に戻るのか、家族でゆっくり話せるのはこの休みしかないのだ。農家さんの話や継続生の様子を見ていると、1年目は村での生活がどんなものか知る年、2年目は1年目の経験を生かしてやりたいことをさらに探求したり、充実した1年を送る年といった感じで(何年も継続する人もいる)、やはり継続したほうが山での生活を楽しめることは間違いなさそうだ。実際、継続する子もそれなりにいる。1学期が始まったばかりの4月5月頃は、1年ってけっこう長いよなと思っていたけど、1年の3分の2が過ぎようとしている今、やっぱり1年は短いんじゃないかと思う自分もいる。ただ、息子の場合、小6なのでさらに悩ましい。来年度も継続した場合、村の中学校に通うことになるが、途中で地元に戻ることができるだろうか。そのまま中学校の3年間を村で過ごすことになるのだろうか。そうすると、進路はどうなるのか…?
家族会議ではみんな同じ考えだった。小5から小6の2年間だったら継続することもできただろうが、進学となるとその後の進路を考えてしまうし、友達だったり、部活だったり、制服の調達だったりいろいろなことを考えてしまう。本人も最初は70:30で悩んでいたが、結論は出た。

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