川崎ブレイブサンダースの試合でRD2とRD2の技術実証をしてみたら
連休は皆様どの様にお過ごしになられたでしょうか。
ここ数年はゴールデンウィークもひたすら自粛ムードでしたが、今年は色々と規制が緩和され、久しぶりの遠出や帰省をされた方も多いのではないでしょうか。
連休前の27日、なんとB.LEAGUE強豪、川崎ブレイブサンダース(以下、ブレイブサンダース)の試合でクラブ協力のもと弊社製品のRetissa Display2とRD2CAMの技術実証を行いました。
もともと、この企画は、将来に向けて視覚障がいなどがある方でも、”バスケットボールの試合を観て欲しい、一人でも多くの人に楽しめる環境をつくりたい”という、ブレイブサンダースの強い想いから実現したものです。
機会を頂いた4月27日(水)のホームゲームは、vs.千葉ジェッツ、こちらも強豪チームですので、地区優勝候補2チームがぶつかる大事な一戦でした。
ホームアリーナである、とどろきアリーナには色々なアクセス方法がありますが、私は武蔵小杉駅からバスに乗って行きました。
バス停前や駅前にもブレイブサンダースの告知ポスターがたくさん貼ってあって、ホームタウンの盛り上がりを感じます。
バスには多くのファンが乗っていて、熱気さえ感じました!
アリーナ前に着くと、ブレイブレッドに迎えられてテンション上がります。
色々なフードトラックも出ていて、ファンの皆さんもTipOff前から楽しんでいました。
こんな感じでキッズのシューティングゲームも。
彼らが次世代の日本バスケを担っていく存在。ブレイブサンダースの日本のバスケを盛り上げたいという気持ちがとても伝わってきます。
仕事を忘れて私も興奮してしまいましたが、この雰囲気や試合を、一人でも多くの方に楽しんでいただく、という目的のもとに企画されたこの検証。
早速試合会場に入ってRD2とRD2CAMを装着してみました。
一階席中央と二階席前列と、数か所に分かれて見え方の検証を行います。
ブレイブサンダースと言えば!この炎を使った派手な暗転でのオープニング!
パフォーマンスはどのように見えたかと言うと…
なんと!とってもはっきりと、炎の熱気を感じながら登場選手の表情を見ることができました。
プレイ中もゴール下の競り合い、ユニフォームの背番号も見えました。
もちろん、コート頭上の巨大スクリーンもしっかりと!
技術実証の結果として、網膜投影が適用になる場合、ロービジョンの方でも、試合会場の熱気を感じながら、バスケットボール観戦ができます。
スポーツは、全体像を捉える必要があります。
ロービジョンの方々にはその見方をすることがとても難しい。
映像を拡大して、選手一人の一部を見ていても、試合を見た気分にはならないですよね。
以前、RD2とRD2CAMを使ってフェンシングの試合を観戦するという企画をご紹介しましたが、そこで実際に体験して下さったロービジョンの方々も、みんなで集まって、スポーツを見に行こう!という話にはならないそうです。
でも、QDLのデバイスがあれば、試合の全体像を捉えながら、試合会場で、あの熱気を感じながらバスケットボール観戦ができるわけです。
もちろん、課題もたくさんありますが、一人でも多くの人に味わってもらいたいというブレイブサンダースの強い想いだったり、QDレーザの日々の取り組みがこのような形で社会生活に浸透していく為の第一歩が踏み出せた技術実証となりました。
大事な試合結果ですが、92対77で快勝!!!!
川崎ブレイブサンダースは順調に勝ち進み、先週末の準々決勝も土曜日、日曜日とも勝利。4強に入り、準決勝進出です。
ブレイブサンダース関係者の皆様、本当にありがとうございました。
リーグ優勝目指して頑張ってください!!!!
川崎ブレイブサンダースホームページ