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自分への評価軸がブレブレである話

私はもともと白黒思考が強い。
自分に対しても根拠なき自信に満ちる時と、自信が持てずにぐるぐる思考に陥る時と、いつでも極端だ。
いまはテンションが下がり始めていることに比例して自信ゲージも下がってきつつある。

少し前まで、わたしは皮膚がん治療の真っ最中で、その間私は無意識にテンションの底上げをしていた。そうしなきゃ自分が保てなかった。
皮膚がんの腫瘍細胞切除の手術を終え、病理結果が出て、腫瘍細胞がすべて取り去られていること、リンパ転移もないことから追加治療なしとなった。

もう、精神を張り詰めさせる必要に迫られることがなくなった。

ただ、わたしは、無意識にやらなくてもいいタスクや急ぎではない用事をいつの間にかたくさん増やしていた。
一度高めたテンションをうまく沈められず、いろいろやれてる自分は「元気」なんだと感じていた。
でもそれは少し違っていたかなと今なら思う。

しばらくの期間、ちょっとテンションを上げすぎていたので、このあとおそらく同程度の質量の落ち込みや沈みのテンションが始まることを恩師に指摘され、注意喚起された。

大切なことは「用心して対策を打てるかどうか」なんだと思う。

少なくとも今段階ではテンションは少し下がってきたかな程度。
ここからはテンションに影響が出すぎてしまわないよう、活動量の低減化を図る。
詰めすぎてしまった予定は、削れるものから削っていく。
そして質量ともに良い睡眠をとり、日中活動に支障が出ないよう心掛ける。

書きはじめに触れたが、白黒思考が強いゆえに完璧を求めがちな傾向の自分がいる。
もっといえば「いつも元気で精力的な活動量で過ごせたらいいのに」と内心思っているんだと思う。
わたしは皮膚がん患者なのだが子宮筋腫患者でもあり子宮腺筋症患者でもあり、そもそも双極性障害もある。
メンタルもフィジカルも病ばっかりで制限の多い人生だな、、とちょっと感傷的になったりする日もある。

とはいえ、そんな自分もこうして俯瞰して文字に起こしてみると
「いやあよくやってるんじゃないの?」
と感じる次第である。
皮膚がん、子宮筋腫、子宮腺筋症、双極性障害。
それだけ闘病しながら、日常生活にはなるべく影響を出さず、一人暮らしで、なんなら最近では自炊もして、暮らせている。

もう一度言いたい。
「いやあよくやってるんじゃないの?」

この文章を書き始めるまで、すっかりわたしは弱っていた。
テンション下がりだしてるな、このまま超鬱に移行していくとしたらつらいよなあ、、と悶々考えていた。

でも俯瞰してみたわたしはわたしに
「いやあよくやってるんじゃないの?」
と本心で声掛けをした。

タイトルの回収。
こんな感じでわたしはいつもいつも自分への評価軸がブレブレだ。
良くも悪くも評価軸の変わるのが自分だが
それでもいいじゃない、と自分の頑張りを時にはたたえたりもしながら
これからもどうにかやってゆきたい。

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