雨粒

 空の猫の額に 夢を積み重ねていく
 何れ猫は頭を掻いて 奈落の底迄堕ちて逝く
 身の置き所無いし 宥免で継ぎ接いで行く
 何れ地球は恥をかいて 一人の価値丈下落する

 一匹狼と迷子の何方も断じて望んでいない
 二進も三進も行かないよ 何うしよう
 安心して無言できないのに

 断れないのに 最早惨憺アイロニー
 死にたくないのに
 可哀相に 夢を見たいのに
 死にたくないのに 明日迄太陽に

 人生に負けたので 振り出しに戻っている
 賽を振る程簡単な事で 人生は進まないのだな
 人生に勝ったって 負けた人は泣いている
 賽を振る程簡単な事で 人生は負けるのだ

 一匹狼と迷子の何方も断じて望んでいない
 一切合切大失敗さ 何うしよう
 悩めば実行できないのに

 断れないのに 最早惨憺アイロニー
 死にたくないのに
 可哀相に 夢を見たいのに
 死にたくないのに 明日迄雨粒の随意

 Words by 尖ってた時期の僕


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?